このレビューはネタバレを含みます▼
両親は蒸発、バイトの奨学金で大学に通う高須燕は、一緒に暮らしてきた実の兄に担保としてヤクザに売られてしまいます。猪名寺組の組長らの暮らす家に連れて来られたツバメは、軟禁状態で組の幹部である砂塚の世話をするよう命じられるのでした。砂塚はキレ者なのですが、日常生活はダメダメで、ツバメは悪態をつきながらもせっせと世話を焼くようになります。やがて、猪名寺組は小さな組で、ツバメもカタに取られたというよりは保護されていることがわかってきます。兄と二人、切り詰めて暮らしてきたツバメは、美容院にも水族館にも行ったことが無く、パン粉でカサ増ししてないハンバーグに感激するのでした。組長の孫でツバメと同世代の龍虎、温和な雰囲気でバイオレンスなヤス、ツバメの兄らを交えながら、砂塚とツバメの心が少しずつ寄り添ってゆきます。大きな瞳が印象的なツバメが、猪名寺組で一番欲しかった家族のような関係と砂塚との恋を手に入れるハッピーなお話です。