ヴィンランド・サガ
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ヴィンランド・サガ

幸村誠

こみあげるものがあった

2022年6月25日
かたきをうつため、ただ強くなるために狂犬のようにいきたトルフィンの激しい生き方に心をつかまれ、悟り、これまでの罪を償うべく人の幸福のために生きながら、父の言葉を胸に真の戦士とはと問い続けるトルフィンに少し物足りなさを感じつつも、いつも気になっていました。久しぶりの新刊で、ついに許された時、問いの答えを見つけ膝をつき泣き崩れた姿に、思わず涙がこぼれた。
現地人との争いの予感があるが、そのときトルフィンは、無抵抗に自分を犠牲にし、和解へ導くのか、それとも命果て、新たに誕生した我が子へと思いが引き継がれていくのか、先が気になります。気長にまつとしよう
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