花葬りて、夜
」のレビュー

花葬りて、夜

市ヶ谷茅

弓越さんの方に気持ちが持ってかれちゃった

ネタバレ
2022年6月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 173ページ。
なかなかに良かったんです。良かったんですよ?
才能と嫉妬、憧れと憎しみが入り交じる感じは好きです。
夜野田の、人を惹きつける自分勝手な芸術家っぽさも(嫌いなタイプだけど)良かったです。死の真相が呆気ないのも良かった。終わらせ方も嫌いじゃない。
ただですね、私は弓越さんに同情してしまったんですよ。
作中で薄々感じていたことが、おまけページではっきり書かれていて、やっぱりな、と思ったと同時に、なぜそれを本編に入れない、という不満が暴発。そこ大事じゃないですか!?
明川に「本当に愛人なんですか」みたいなことを聞かれて「あいつがそう言ったのか?」と少し哀しげに笑う弓越さんの姿(捏造)が浮かんでしまい、弓越さーーーん!かわいそうだよーーーーー!(涙)ってなってます。
同時収録読み切りは、ほっこり系と思わせてからの唐突かつニッチなエロ展開に、びっくりしましたw
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