人生で出会えて良かった作品の一つ





一生懸命だったりそうじゃなかったり、楽しかったり悲しかったり、営みの数だけいろいろあってみんなそれぞれ生きている。そんな日々がたっぷりのユーモアと少しの切なさで描かれていました。
毎分毎秒といってもいいくらい面白おかしいことが描かれています。まるでどんどん上がる打ち上げ花火のようでした。そんな合間に出てくる優しさややるせないお話はまるで線香花火のようで、じんわり温かくセンチメンタルな気分になりました。
生き生き咲いている花瓶の花が次のコマで萎れているシーンがありました。人物の感情を表現したものです。たったそれだけのことですが、細かい絵にまで手が抜かれていないことにただただすごいなぁと感じました。最後までずっと面白かったです。
私がへび子先生を知ったのが昨年2021年だったので、存在を知ると同時にもう亡くなっていることも知りました。初めて試し読みした時はあまり好みの絵ではないと感じスルーしてしまいました。
何度かお名前を拝見するうちにムクムクと興味が湧き、私の感性も(当時よりは)磨かれ、購入に至りました。ちゃんと出会えて良かった。遅ればせながら、先生の作品を楽しませていただいています。
作品を遺して下さってありがとうございます。これからも大切に読ませていただきます。
『作品集 I』502ページ、『作品集 II』488ページ。
(30%値下げセールで購入)。

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