このレビューはネタバレを含みます▼
こんなに値段が高いのにずっとランキング上位にあるので気になる存在で、還元の時に思い切ってまとめて買ってみました。読み始めは漢字名や登場人物の多さに尻込みし、ついていけるんだろうか?と不安がよぎったものの、序盤ですぐに心を掴まれ、文章もすごく読みやすくて夢中になって読みました!なんといっても魏嬰がやんちゃで可愛くてかっこよくて良キャラすぎる。藍湛の滲み出る執着溺愛攻めっぷりももう最高。対照的な二人が最高。最高。最高。
物語は壮大ながら、設定や時系列をしっかり組み立てられているのがわかり、引っかかった部分は後で必ず回収される安心感があります。一つマイナス点を挙げるなら、女性キャラがみんなお局様みたいなネチネチした陰湿な口調で苦手でした…。やはり勢力争いが絡むと人間の悪意に満ちた話になってしまい、読むのがしんどい部分もあり、前世の境遇をなぞり始めてからは果てしなく長くも感じられましたが、本編が終わりに差し掛かると、イヤだ!私はまだ雲深不知処にいたいんだーっ!と読み終えるのが寂しくてたまらなくなりましたw
最終巻はここまで読み終えたご褒美のような怒涛のえっちと、楽しい番外編集がたっぷり。一生妄想し続けられそう。特に、魏嬰がいなくなった十数年間、藍湛視点ではどんな想いでいたのかな?と想像すると切なくて胸が苦しくなりますね。でも二人はもう地の果てまでもラブラブだからどんな苦難もへっちゃらですね。そんなバカップルに人生を翻弄され続ける叔父上と、優しい兄上にもきっと幸せが訪れますように。もっと読みたいよー。
本当に買ってよかったです!アニメ、実写版はこれから見るのでまだまだこの世界観に浸りたいと思います!星2億点。