このレビューはネタバレを含みます▼
バイク便の好青年・春真×作家兼生物学者の荒波。イケメン作家として注目されながら「愛はただの化学反応」などの発言により冷血人間と揶揄される荒波。テレビで見るだけだった荒波の家に仕事で訪れた春真は、裸の男との情事を想像させる姿の荒波を目撃。徹底して非合理的振る舞いを嫌い、感情論を切り捨てる超合理主義の学者と人間臭い青年との理性を超える恋。よかった!荒波さんの一切の遠回りをしない(けどめんどくさい)ストレートな言動がツボる。全然タイプが違うのに、礼儀正しさと素直さでうまいこと荒波の地雷を踏まずに懐に入り込む春真が嫌味のない好青年でとっても好印象。日々のやり取りに加えて過去の失敗や後悔もそれぞれのやり方で受け止めて、相手への想いを深めていく過程がとてもよかった。難解な荒波に押されっぱなしのようで、ありのままの自分で荒波を射止めた春真が最強かも。性衝動も合理的にこなす荒波のエロさがやばい!