三角オペラ【単行本版】
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三角オペラ【単行本版】

冥花すゐ

表紙より中の絵が断然魅力的

ネタバレ
2022年6月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 脅迫して体の関係を強制的に繋げて人の恋心を踏み躙る最低な人格の山口と、おぼっちゃまで人当たりが良く隙を見せない好青年な大河内に最後は愛される音楽教師の貞木。三角関係で、もっとドロドロするのかと思ったらサラリと読めてしまいました。絵柄も綺麗だからかな?性格はクズだな〜と思うけど、脅迫してたはずの先生にのめり込んでいく様を見れた山口の方がお気に入り。先生に褒められた歌声を生かすことも素直にやっちゃってるし「可愛いな?この子」と思ってしまった。大河内も今後色んなストレスを抱える立場だろうけど、貞木との時間でバランスを取っていくんだろうな〜と目に浮かびます。山口と大河内は腐れ縁って自分達でも言ってるくらいだし、うまく付き合っていくはず。根暗で真面目で退屈だった貞木の違う一面は、ドラッグのように彼らを虜にしてしまう。そんな人が二人共を選び続けるまで三角関係は終わらないんでしょうね。
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