このレビューはネタバレを含みます▼
スパイの父と殺し屋の母とエスパーの娘が、それぞれの任務と事情のため、仮の家族となる話。
黄昏とヨルさんの戦闘能力の高さには脱帽。黄昏はスーパーエリートのスパイだけど、子供のアーニャには振り回されっぱなしのところがクスリと笑える。
ヨルさんも強いがなんか抜けていて愛らしい。アーニャは唯一、家族の秘密を全部知っている。一生懸命この偽りの家族のために立ち回って、家族を存続させようとしているところが、時にほろりとさせられる。
登場人物がそれぞれ一癖ある人たちばかりだが、みんなとても魅力的。スパイものだけど、ギャグも多く、テンポも良い。そしてまたファミリーの話でもあり、人情味もあって、ほっこりする場面も多い。
彼らが本物のファミリーになれたらいいなと思いつつ、任務遂行されたあかつきには、この家族がどういう決断をするのか見守っていきたい。