追放された転生公爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった ~来るなというのに領民が沢山来るから内政無双をすることに~
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追放された転生公爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった ~来るなというのに領民が沢山来るから内政無双をすることに~

うみ/佐藤夕子/あんべよしろう

おしさを感じる

ネタバレ
2022年7月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 転生もの+追放ものというよくばりセットです。
ただ追放に関しては本人も望んでるし、何も苦労していないのでいわゆる追放ものとは毛色が違います。前世の記憶に関してはかなり積極的に使っています。両方とも設定が死んでおらず内容をきちんと考えてる感じがして好感がもてます。

主人公もこういった作品で多い、理由のない尊大な態度や、外は大人中身は子供!のようなキャラではなく落ち着いています。少し幼い感じはしますが、嫌味のないキャラクターをしていてこちらも好感が持てます。周囲の人も善人がおおく疲れない人間関係ですが、逆に人間関係に起伏がない気もします。

絵に関してはかき分けはあまりできてない気がします。あとはコマの殆どが吹き出しかキャラクターのアップなので何が起きてるかよくわからないことが多いし、何かどの展開も似た感じに感じてしまいました。いわゆる今風ではない量産型ではない絵なので惜しい感じがします。

最も気になったのは街の開発の展開が「これやりました」「これもやりました」と箇条書きのように展開していくのが盛り上がらないというか。原作だともっとページを使ってやっているのかもしれませんが、途中から街の発展のためにこれもやりましたと言われても特に興味がなくなってしまいました。

開発の部分はもっと凝縮するかいっそばっさり切りまくって物語の展開メインになていたらのめり込めたのではないかと思う作品です。
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