悪役令嬢ルートがないなんて、誰が言ったの?
」のレビュー

悪役令嬢ルートがないなんて、誰が言ったの?

あさここの/ぷにちゃん/Laruha

設定が良くない。

ネタバレ
2022年7月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻のみ購入して読みました。
悪役令嬢ルートという言葉にまず違和感があるなという印象。乙女ゲームからすると◯◯ルートというのは攻略対象に使う言葉じゃないのかなと。ヒロインが悪役令嬢を攻略するわけではないのに何故?という感じです。
ゲームの強制力にしたいのかわかりませんが物語の進み方にも違和感を感じることが多々ありました。ランチのシーンで主人公がフェリクスをかばったのは明白なのにアリシアばかりに優しい言葉をかけたりとあそこの部分のやりとりは違和感が拭えませんでした。
タイトルに悪役令嬢ルートとしているからにはもう少しちゃんとその部分を活かした話にしてほしかったです。ただ愛されるいい子であるなら悪役令嬢という設定である必要はないと思いました。前世のゲーム場面の彼女も悪役という感じではなかったし婚約破棄されてしまった令嬢を悪役令嬢というただの名だけの設定しただけでは?と思ってしまうくらいでした。この原作者さんの本はもう一つ読んだことありますが"悪役令嬢"というものを活かしきれてないなと感じます。
絵は綺麗なのにこの話の続きを読みたいとは思いませんでした。
いいねしたユーザ12人
レビューをシェアしよう!