拗らせ系美人作家は酔うと可愛い

ネタバレ

2022年7月2日

このレビューはネタバレを含みます▼ 新卒の内定先に行ってみたら潰れていた青村翼は､やけ酒を飲んでいて知り合った永津さんというおじさんと意気投合します｡寮を退去し行き所の無い青村はゲイで､酔った永津さんのなんとも言えない色気と｢行くとこないなら来るか?｣の言葉に誘われて一夜を共にするのでした｡20は年上の永津さんは､それはもうエロくて可愛くて青村はメロメロになるのですが､次の朝､永津さんは別人のような素っ気なさでさっさと出て行ってくれと言うのでした｡ビックリすると同時に腹を立てた青村は､仕事が見つかるまでは出て行かないと押し切ります｡昨夜のことは酒の上でのお互い様ということで､青村はバイトと求職をしながら､文筆業らしき永津さん家の居候となるのでした｡普段テンション低めの永津さんが時折見せる素の可愛さに､青村はグイグイと心を掴まれてゆきます｡そんな永津さんの書いた本を読んだ青村は､その面白さと共に永津さんの盗作事件を知ります｡永津さんが盗作したという作品の著者•元アイドルの柊山マオを交えて､青村と永津さんの関係が変わってゆきます｡ワンコなだけではない青村が､拗らせ系年上美人をゲットするテンポの良いラブコメ｡5話の扉が､永津さん原作•柊山マオ主演の映画ポスターの前で制服姿の青村と永津さんとがすれ違うシーンで､お洒落な演出でした｡

違反を報告する

いいねしたユーザ1人

ケツさん

(女性/50代) 総レビュー数：0件

レビューをシェアしよう！