このレビューはネタバレを含みます▼
ずっと積読状態にしていたら、いつのまにか1巻のみ読み放題に上がっていました。なのでこれを機に読んでみたんですが、ちょっと腑に落ちないストーリーだなと感じまして。
高校時代にゲイバレして家出をしたまま1人東京で暮らす主人公、人生上手くいかない事ばかりで沈んでいた矢先に突然父親の訃報が舞い込んで‥といった幕開け。だからこそ孤軍奮闘する主人公に同情の念が湧くかと思いきや、ちょい面倒臭い性格であまり共感出来ず。だったらお相手はと言うと、こちらもなんか掴みどころがない感じ。
そんな2人が突然下巻で急接近するんですが、2人とも亡くなった父親であり先生の面影が付き纏い純粋に思い合う関係に見えなくて。しかも極め付けが「とっとと押し倒しとけば‥」という捨て台詞。ん?どゆこと?と一気に興醒めしちゃいました。
私には「父親/先生に囚われている息子/生徒の物語」との印象が強くてBLはチグハグな感じがしました。最後までどちらにも共感出来ず、高評価ですが私には合わなかったです。