ミッドナイト・サディスティック
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ミッドナイト・サディスティック

坂井ヤスト

あ〜すごい刺さってます〜!

ネタバレ
2022年7月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォローさせて頂いている方のレビューから辿り着きました。初めて見る作家さんだなぁと思ったら、なんと今作が初コミックスとのこと。全く初とは思えないクオリティです。個人的にNUUDE掲載作品、結構刺さるのが多くて、今後も注目していきたいです。
さてさて、本作品はヤミ金の神志那社長×下っ端の琢磨のお話で、表題作のみ6話+描き下ろしで合計220ページ。琢磨の後輩・詠太の顧客が逃げて借金を立替えることになった琢磨。住む家がなくなったので、社長の家の物置に仮住まいさせてもらうことになって…というお話。ヤミ金、借金、ヤク/ザ…とネガティブな単語が並びますが、全く悲壮感はないです。また表紙帯やタイトルからSMものであることは読み取れますが、これも痛々しさはなく、ちゃんと愛情も感じられました。社長と従業員という立場の違いはありますが、意外と従業員である琢磨が社長にはっきり物を言うので、一方的に痛めつけられるSMではなく結構平等な立場のドムサブに近いような気がしました。と、私は個人的に痛いSMが苦手なのでこの作品は大当たりでしたが、本物のSMが好きな方にはちょっと物足りないかも。そして社長のビジュアルがめっちゃ好みで悶えてます。Sですがちゃんと琢磨を見て琢磨が喜んでいるのを確認してくれてるんですよね。最初にお尻を弄られるのも、社長のあぐらの上というのがポイント高いです。琢磨がまさしく忠犬で、たまにちょっとわがままっぽいのを言ってもそれを許す関係というのがまた良かった。当て馬になるかと思ったらそんなにだった十文字さんは、スピン要員ということですよね笑?社長に睨まれてゾクゾクしてるのでMってことでいいですか?スピン待ってます!(でも社長と琢磨のその後の痛甘イチャも見たいです!)
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