蜘蛛の褥
」のレビュー

蜘蛛の褥

沙野風結子/奈良千春

ネタバレ度MAX マイナス1ぐらい

ネタバレ
2022年7月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 蟲シリーズ極道モノの二作目で、極道者(久隅)と検察官(神谷)、検察事務官(木内)の感情の絡みが主体です。潔癖であろうとする神谷と、凛とした神谷を慕う久隅、神谷が想いを寄せる木内の歪で邪なドロドロとした感情に三人が翻弄され、自分を見失いかける。しかし、久隅の命の一部イレズミを賭して軌道修正し、歩くべき道へと戻っていくという、スケールのでかさに息を飲みました。次作はどんな展開が待っているのか、期待大です。
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