ネタバレ・感想あり蜘蛛の褥のレビュー

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再会した今だからこそ
2022年11月10日
高校時代に出逢った同士。忘れられない記憶がある2人。立場が対立するような今だけど、それぞれが互いを無視できないような。そんな何かを感じてるのに、言葉が足りない2人。すれ違ってしまった気持ちが一つになれたのは、傷つけあった後でした。神谷も久隅も真剣勝負の世界に属しているからこそ、簡単には気持ちを言えなかったのかもしれないですね。過去作の電子化、ありがとうございます。電子化された事で、読む事ができました。残りのシリーズ2作が待ち遠しいです。
ネタバレ度MAX マイナス1ぐらい
ネタバレ
2022年7月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 蟲シリーズ極道モノの二作目で、極道者(久隅)と検察官(神谷)、検察事務官(木内)の感情の絡みが主体です。潔癖であろうとする神谷と、凛とした神谷を慕う久隅、神谷が想いを寄せる木内の歪で邪なドロドロとした感情に三人が翻弄され、自分を見失いかける。しかし、久隅の命の一部イレズミを賭して軌道修正し、歩くべき道へと戻っていくという、スケールのでかさに息を飲みました。次作はどんな展開が待っているのか、期待大です。
各種プレ―楽しめます
ネタバレ
2023年12月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズとしては2作目なのだが1作目は未読、でも問題なし。
良心の持ち合わせが少ないやくざの久隅(攻め)と、真実マニアの検事の神谷(受け)。高校の後輩と先輩、久しぶりに再会したら攻めはやくざになっていた、、というもはや王道?な設定。久隅は脅しも暴力もお持ち帰りも平気なやつで、神谷が酔って朦朧としてるのをいいことにおかしてやろうか、なんて考えるようなやつで、この潔く、いい塩梅でクズい感じが私は好きだ。
神谷は同僚の木内に片思いしているので、これに嫉妬する久隅というのも嫉妬好きとしては大変おいしかった。最初は脅しで始まる関係も、神谷が割とあっさり久隅との行為におぼれてくれるので、私的に悲壮感はなかった。
《本作のポイント》1,久隅は言うこと聞かねーなら犯してやるぜ!なやつ。神谷のことを平手打ちにしたりするくせに、「神谷さん」て呼び続けるのは彼のかわいげなのか?いいやだまされないぞ!でも嫌いじゃない。2,沙野作品でおなじみ?しゃれおつな香水が本作でも活躍。ぐれーあんばー、何かわからんけどまあいいでしょう。3,なんといってもおいしい各種プレーが必見。深夜の屋上プレー、温泉プレー、がっつり三人プレー、雨の路上プレー、病院での仏花にするぞプレーなど、萌え萌えなエロス満載。特に3Pについては、この3Pによって神谷の心情がはっきり変化する、ほんと見逃せないたまらん3Pだった。4,【ハコイリイモムシ】このワードを久隅みたいなやつが言ってるというのがなんかすっごい好き。このワードで私はこの作品が好きになった。5、「私を抱け」「私を君のものにしろ」神谷はどんなに組み敷かれても、ここぞというときは上から目線。こういう受け好き。

木内への思いを断ち切らせるために無理やりやらせるってのはほんとどうなんだろうと思うし、ドラッグ使うのも好きじゃないのだが、それにも関わらず物語にひき込まれた。ただただ神谷がほしくてなんとしてでも神谷を手に入れようとする久隅の激流に、最終的にはからめとられてしまう神谷の感じが何ともよくて、エロい濡れ場とともにふとした時に読み返したくなる。
再会もの
2023年7月30日
全体的に空気が重いせいか、なかなか読み進められず、何度も手が止まりました。そんな中でも、受けにベタぼれな極道攻めが、良かったです。男前スパダリではなく人間味のある(気に入らないとさくっと受けにビンタしてました)攻め目線の時に、嫉妬シーンが多々あり、そこは良かったです。
シリーズ2作目
2024年3月23日
沙野風結子さん曰く虫編シリーズ2作目です。検察官と経済ヤクザとのストーリーでした。いくら高校の同級生だったとしても検察官とヤクザがこれほどのつきあいができないだろうなという思いの方が強かったです。
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世界の再構築は行われない
2022年9月27日
こちらの本、読み始めより読み終わりの方がどんよりしまして…。ある意味イヤミスより救いがないのでは…。
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作家名: 沙野風結子 / 奈良千春
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 一迅社