爪と棘
」のレビュー

爪と棘

宮城とおこ

憎しみ・・・からの執着愛?

ネタバレ
2022年7月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題対象作品です(^^表紙の雰囲気が好みで読んでみました。
お坊ちゃんだけれど、跡を継ぐ気はなく、家を出て塾講師をしている柊司と、義弟(妾の息子)で大学生:一臣の・・・十年ぶりの再会、そして愛憎劇の始まり・・・みたいな、ちょっと重たい内容です。コメディは全くないシリアスものですが、思ったよりも重くは感じませんでした。画がさらっとしてるからかな?十年前に色んな意味で傷跡を残した2人が・・・ドロドロ(これも色んな意味で(^^;)になりつつも結ばれるんですが・・・一臣の執着愛は何となく解るんですが、柊司はちょっと流された感があって、そこからどの辺りで愛情に変わっていったのかが良く解らなかったかな・・・後半の姉の行動も伏線拾わず仕舞いな気がしたし、もうちょっとページ数があったら色々盛り込めたのかなと思うとちょっと惜しかった気がします。でも、レビューの評価ほど酷くなかったし、アンニュイな雰囲気の画は好みでした(^^他の作品も見てみたい✨
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!