このレビューはネタバレを含みます▼
完結してからこの作品を知り、一気読みできた幸せ‥。1巻から引き込まれ、あっという間に読みきってしまいました。お話の起承転結が素晴らしい‥。あとがきを読んでると、意図せず4巻になってしまった様ですが、スッキリまとまっていて大団円、キャラも立っていてすごく良いのです。気高い孤高の法服貴族モンタギューと、彼の護衛に任じられた、来る者拒まない屈指の美男子、アダム子爵のジレキュンラブ。アダムの底抜けに明るく、人を恨まない清々しい性格が、一貫してとにかく立っていました。物語が大きく転じた3巻。モンタギューの元に駆けつけたアダムに「遅い」と言ったシーン、アダムが"何て真摯で投げやりな命の使い方"と表したシーンは、2人の絆と、モンタギューの今までの境遇での苦労、そして決意が思われて、涙無しに読めませんでした。4巻で待ちに待った2人のご褒美タイムありです!画力も素晴らしく、笑いあり、涙あり、ハラハラあり、ラブあり、色々な感情が味わえたとても好きな作品です。モンタギューの顎ひげビジュアルは決して好みではないのですが、読んでたらいつのに間か、可愛く思えていました。だってモンタギューだから(笑)
サブキャラも立っていて続きを読んでみたいので、何かの機会に続編描いて欲しいです、切に!