おとなのなつやすみ
」のレビュー

おとなのなつやすみ

春巻トキコ

ああ好き

2022年7月16日
栄養管理士を退職し郷里に戻ってきた水沢は、空き家になっていた祖母の家を訪ねると、そこにはいかつい大男が住みついていて――。

「もう一度、ここから。」がものすごくよかったので、海の日のセールで作者様の作品を大人買いしました。
一番読みたかったのがこの作品。

脛に傷持つ二人が、自然の中で癒やされ、再生してゆく物語。
表題作の他に、短編も一編収録されています。

この作品もよかった…。
豊かな自然、優しく包み込むような彼の笑顔、畑で取れた野菜、二人で囲む食卓――作者様の、丁寧に、誠実に二人の物語を紡いでゆく空気感がとても心地いい。
優しく どこか懐かしい、素敵な作品でした。

なんだか疲れて、癒やされたいときにオススメ。
18日までセール中。
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