子犬系幼なじみは巨根で絶倫
」のレビュー

子犬系幼なじみは巨根で絶倫

坂崎未侑

2巻まで読了

ネタバレ
2022年7月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 俺様よりも甘えたなワンコ系が好きで、幼馴染設定にも目がなくてこちらを購入。前髪の上げ下ろしでモードチェンジするなんて器用なことするなぁと思いますが、無意識にそうなるみたいで、小さい頃に何かきっかけでもあったのかなと気になりました。うじうじ悩んでばかりの匠に対して、葉月はしっかり自分を持っていて問題に対する答えを導き出して行動していくので、匠が恋慕の情とともに尊敬の眼差しで見つめる姿が頻繁に見受けられて、ワンコっぽくて良い!と思いました。ワンコ設定でもデキる男だったりすると興醒めなんで、匠くらいダメダメな方がむしろ萌えます。葉月にはこれからもしっかり匠を調教していってほしいと思います。そしてラストが近づく頃に、一回り大きくなって成長した匠が見られたら最高ですね。
設定は大好物なんですが、ストーリーは全体的に何が言いたいのかよく分からないかったです。2巻の最後に、いきなり女子大に転入するとか葉月が言った時には、突然過ぎて匠以上に私が驚きました。将来について迷っているのが分かるような描写がもう少し欲しかったです。保育園の先生になりたいと気づいたけれど、モードが切り替わると暴走する匠を一人にするのは心配だという葛藤を軸に据えて話を展開していたら、分かりやすくて感情移入もしやすいのになぁと思いました。小野田というキャラも全然活かされないまま、ただの嫌な奴で終わっていてもったいない気もしました。3巻以降で巻き返してくれるのでしょうか。続巻を楽しみにしています。
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