このレビューはネタバレを含みます▼
終始心臓ぎゅー!ってなりながら読んだ痛くて辛い話だった。 こんなの浮気じゃなくて本気じゃないか!自分から誘って何度も関係をもって酷すぎる。校内での「気付け。こっちむけバカ」なんて本気で好きになってるじゃないか!嘘ついてるだけじゃなく抱かれているのがバレないように新とのときに立ち回るのは狡賢い!最低なのが「忘れた」発言。胸が痛かった!夏樹は環境が変わったらまた浮気をするよ。惹かれていく経緯を見てたらまたやる!泣きながらの「俺の半身」発言後すぐ銭湯で「見てたら欲しくなった。やろう」と誘ってるあたり反省ゼロ。顔を忘れたと言ってまでやろうしてるし。 新も言ってたけど2人は元には戻らないと思うし、新しい形でもわだかまりができているから夏樹に信頼はおけないと思う。 スピンオフで涼真の話が出るとしたらこの人にも少しは痛い目にあって欲しい。涼真が新のところに夏樹のフォローをしにいくってどうなの?寝とった相手がフォローしにくるなんて…カッとならず話をした新は偉い。涼真は夏樹のフォローと言うよりは自分が絡んでる件で自分が嫌な思いをしたくないだけな気がする。なので宏之さんに誰とでも寝れるとこを指摘されて説教されて欲しい。無節操に誰とでも関係をもってきたツケが自分に返ってくればいいと思う(pixivのイラストでRさんが浮気肯定派だった…S○XしたいのでOKって…) 何度読んでもなぜあそこまで夏樹が涼真にひかれたのかがわからない(結局は一目惚れだったのかな)好きになるのはしかたないし止められないだろうし序盤の頭ポン辺りから惹かれていたように思う。結局は涼真には好きな人がいるから自分は好きになってもらえない、愛してくれる新を保険にしてる気がして許せない。ラストがあっさりし過ぎてて納得出来なかったから★を1つ減らそうか迷ったけどタイトル通りの良作なので★5。表紙の夏樹の目線や描き下ろしの夏樹の涼真への気持ちでもその後も惹かれてるのがわかる。Hも…って未練タラタラ…。涼真エンドだと夏樹特にしかならず新がだけが傷ついて終わりになるので涼真エンドにならなくて心底よかった。夏樹のあの傷は新の傷ついた心の表れみたいで辛い。 新目線でその後を読みたい。トラウマレベルの夏樹の発言や払ってしまった暴力に悩む新の続編を読みたい。底まで夏樹を後悔させて欲しい。阿部先生の作品の中で1番好きな作品。