史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する ~剣聖と魔帝、2つの前世を持った男の英雄譚~
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史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する ~剣聖と魔帝、2つの前世を持った男の英雄譚~

柑橘ゆすら/亀山大河/青乃下

キャラ設定をきちんとしなかった?

ネタバレ
2022年7月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 7巻まで読破。異世界転生物が好きなので読み始めたが、サラリーマンが転生して魔法を極め、再度転生して今度は剣を極め、3度目の転生で冒険者となって自由に生きたい、というのは良いと思う。前世の記憶があるので魔法も剣もチート能力を有しているというのも転生無双系ではよくある設定だが、正しい倫理観が身についていないとか、冒険者なのにテントも満足に張れないとか、多々?となるところがある。少なくとも魔法と剣を極めた2回分の人生があるわけだから、倫理観とか人生観などしっかりとしたものを持っていて当然だし、人生2回分生きていたんだからテント張りくらいやれるだろうと思う。7巻で出てきたクラリスも、キャラ設定もっとしっかりやれよと言いたい。自分が孤児院出身だからと差別されてきた過去があるのに、冒険者を見下しランクで差別したり、試験の監視と言いながら試験に介入したり、騎士らしさが全くない。少なくとも騎士であるなら、もっと凛とした態度でないと。細かな違和感には目をつぶって読み進めてきたが、くだらないキャラが出てきたおかげで俄然つまらなくなった。次で挽回できなければ撤退かなとも思う。
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