私と猫と二十歳の君と
」のレビュー

私と猫と二十歳の君と

あさひよひ

勇気を出して良かった…

ネタバレ
2022年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ *試し読みをして、当時5件しかなかったレビューを(ネタバレ回避のため)薄目で流し読みをして「これはきっと良さそう、でもキケン、私にはダメな作品かもしれない、でも、でも、すごく読んでみたい…」と冗談抜きで一昼夜グルグルして、クーポン利用期限最終日に勇気を出して購入しました。
結果、勇気を出して本当に良かったです。
以下、本編にガッツリ触れる内容となります。未読の方は回れ右してください。



御多分に洩れず、泣きました。えぇ泣きましたとも。
涙も溢れたけど鼻水グシュグシュになって困りました。ティッシュ何枚使ったろ?
愛する者との死別、、、これ私は例えそれがいわゆるハッピーエンドだとしても、ダメなことが多いのです。
1巻の後書きで作者様が触れていた愛猫とのお別れエピソードもまたたまらなく切なくて、作者様のこの体験がこの作品の奥の方に繋がるものを感じ「これ最後まで読んで私大丈夫かな…」と再度不安になりました。
が。繰り返しになりますけど、最後まで読んで本当に良かったのです。
鱗太郎が再び人々との繋がりの中で色鮮やかな世界を生き直すことが出来て、そして紫陽とショウをしっかり抱きしめることが出来てもう、もう、本当に……(また呼吸困難になってきた)
こんな素敵な作品なのにレビューが少ないことに驚きます。
私はネタバレありのレビュー書いてるから未読の方の参考にはならないかもしれませんが、星数やレビュー数でこの作品を応援したくて、久々に書き込みしてみました。
この作品が多くの方の心に優しく温かく響きますように。
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