このレビューはネタバレを含みます▼
設定が新しい角度からで少し衝撃でした。
顔面の美しい人が好きというのを、ここまで公言していて、疎まれない主人公というのが、あまりにも珍しくて。
よくありがちな設定だと、顔面偏差値の高い男性が、そのことばかり持て囃されてビジュアルを見る人は嫌っており、顔面をほとんど意識しないで内面から惹かれてくれたピュアな主人公に惹かれていく、というパターンですが、
これはもう冒頭から「わたしはイケメンが好き」というのをこれでもかというほど公言しており、まさかの本人にまで1ミリのブレもなく顔面の尊さを褒め称えており、それを相手役が割とすんなり受け入れるという…笑
顔から入ったというのに、先輩の拗らせ具合やストレート(時に悪い意味でストレートすぎる)な表現がまた愛くるしくて、そこに主人公がどんどん惹かれていくというのがまた推せる。
顔面が頗る天才的で、口説き方も絶妙、拗らせて面倒くさい感じも、手がかかるところも、どこもかしこもとにかく絶妙に女心をくすぐるポイントを抑えてくるので、
先輩最高だなと思いました。
そして主人公が、曇りなく良い子で、その良い子さに嫌味ったらしさや、重さやわざとらしさがなく、
ちょっと残念な要素がある(部屋着がダサい・モブ味が強い・イケメンへの反応がもはやネタなどなど)中で、本当に気の良い子なので、応援したくなる可愛さがあります。
これは続きも楽しみだな〜。