フォロー

0

総レビュー数

56

いいねGET

367

いいね

91

レビュー

今月(4月1日~4月30日)

レビュー数0

いいねGET7

シーモア島
ベストアンサー0
いいね0
投稿レビュー
  • いじわる幼馴染ととろあま夫婦生活 ~この契約婚は、計画的溺愛でした~(分冊版)

    ひさまつえいと

    ヒロが凄すぎて恐れ入った。
    ネタバレ
    2024年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵のタッチの好みは分かれるだろうけど、バランスも整っているしわたしは割と好きだし、読んでいるうちにどんどん好きになるくらいヒロがカッコいい。
    ミヅをずっと傍で守って愛してきたヒロの想いが深くて、とにかくヒロが良い。
    現時点の最新話を読んで、涙を流したヒロを見てより一層好きになった。
    あれだけ強引に迫って甘やかして溺愛して自信たっぷりだったのに、その一言で泣いちゃうくらいずっと好きだったのが伝わってきて切なかったし、
    神谷の一件も、あれだけ目端も鼻も効くヒロが大人しく3人でつるんでいたのは、神谷の本質まで見越していたからで。
    その上でミヅを傷つけたことにあれだけ怒りを込めた表情をしていたのかと思うと、こりゃもう本当にハナから神谷に勝ち目は1ミリもないなと改めて感じた。
    ヒロが何よりも大事にしているのミヅだけで、
    何が起きたかという以前(そもそもが危ない相手なら近づけてないと言うところがまた凄い)に「ミヅを泣かせた」が怒りの原因で、そうなった以上タダではおかないというヒロはやっぱり最高にかっこよかった。

    よく考えたら本気でミヅに手を出されてたら、ヒロも正気でいられるわけないのに、神谷の悪い顔とセリフに大層振り回された1ヶ月だった。
    ヒロの執念と周到さをわたしは甘く見ていた…。
    そしてその男がたった一言であんな顔して泣くのかと思うと、あの頗る気持ち悪い回も無駄ではなかった…。

    とりあえずミヅがされてなくてよかったけど、可愛くて色っぽいのだから今後は多少危機感は持ってほしい。
  • 賭恋ロマネスク~大正悪役令嬢と最狂マフィア

    花まるこ

    頭を抱えるくらい白雪が好きすぎる
    ネタバレ
    2024年2月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一言で言うなら本当にレビュータイトルの通りで、
    頭抱えるレベルで白雪が好きすぎてもうどうしていいかわからない。
    こんな男は現実にいたら危なすぎるし、わたしには瑠璃のように気持ちを紐解く術などないので近づかないに限るんだけど、それでも見た目から話し方から佇まいから好きすぎて、もう頼むから2人は幸せになってほしい。
    いやもう本当に絶対どんなことがあっても2人は想いあって結ばれて幸せでいられますように。
  • 男装騎士は王太子のお気に入り

    吉桜美貴/氷堂れん

    登場人物が魅力的!
    ネタバレ
    2023年10月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 描写が細かくて恋愛シーンばかりではなく道中の戦闘シーンやヒリつく展開なども丁寧に描かれており、TLライトノベルの中では西洋風ファンタジー作品として、しっかりした作品でした。

    とにかくジークハルト様がかっこい良いし、薄っぺらい正義だけではなくてちゃんと冷酷な判断をくだせるところ、臣下たちへの慈愛の気持ちがあることが表現されていて、作品に深みを足していたと感じます。
    アリーセと2人で行動し、城に戻るまでの緊張感とドキドキ感がとにかく秀逸でした。
    濃厚なシーンのドキドキ感も、いつバレるのかバレていく過程の色っぽさの他に、無事に任務が終わるのかというヒリヒリ感など、スピードと濃さがあってドキドキしながら読み進められました。

    これは好きになるわと納得できるだけジーク様がかっこいいし、アリーセもとにかく可愛い!これだけ尻尾を振られていたら、そりゃあ絆されるしその上この華奢さでそれだけ動けたら、ジーク様も認めるよなぁと。

    惜しいのは、やはりTL作品だからなのか、背景が少し薄い点でした。
    アルノーとジークの絡みもほぼないですし、それはアリーセとジークの家族とも然りです。
    アリーセの没落した家のことや、ジークの父母や側近や生きてきた経緯などにあまり触れられていないので、もう少し詳しく没落した経緯や、ジークと父母の関係性や人間性などにも重きがあれば、よりファンタジー作品として深みがあったのではと思います。
    ジークにとってあの指輪がとても大切なこともなんとなく感じ取れますが、それをしっかり裏付ける内容があれば尚良かったなぁと思いました。


    ただ、TL作品はやはりときめきやドキドキを求めている人が多いと思うので、それにおいては抜群の作品で、
    それだけには留まらずしっかりした世界観があるので、
    全体的にとても良作だと思います。
    これは何度も読み返したいし、できれば番外編や続編で幸せな2人をもっと見たいなぁ…!子供ができた2人とか、とにかくまだまだ2人を見たいくらいジークとアリーセが素敵です!

    作品の世界観・物語の内容の濃さも求めつつ、たっぷりのいちゃラブシーンを堪能したい人にはおすすめの作品だと思います。
  • 営業部のモテ男は孤高なリケジョに夢中です

    吉桜美貴/タカ氏

    相手の男の魅力が一つもわからない
    ネタバレ
    2023年10月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 色っぽい描写を含めて文章力が高い作家さんだと感じており、二次元ぐらいは夢があるのが好きなので相手役の男性が美形なことも嬉しいポイントなのですが、今作はヒーローに魅力を感じず楽しめませんでした。

    容姿はまるで良くないおじさんの課長の方が断然素敵な人で、切れ者な上に何より良い男です。
    ここまで鈍くて仕事で優秀というのはあまりにも矛盾を感じるし、それ以前に彼女の言葉よりもただの同期の女の言葉を優先するとか最低。
    それを「好かれてる自信がなくて不安でダサくてヘタレになっちゃいました」で片付けるのはあまりに無理があるし、
    公平ぶって両者から聞き取りを行うというあたりも、大事なものが何か見えていないし、それこそ公平に彼女たちのこれまでを見てきていたらそんな結論には至らないと思うし…。
    それらについては課長がきちんと叱ってくれているのでまだ良いですが…。

    作者さんの作品は、何故ヒロイン・ヒーローに惹かれたのかというのがあまり描かれていない作品が多いな…と感じてはいるのですが、
    相思相愛なのにジレジレ感などの恋愛要素を楽しみたい時に手に取ることが多い中、今作は特に惹かれあった理由がわからず、ときめき要素もあまりなく…。
    互いが惹かれたは、イケメンだから・予想外に色気が強かったからとしか感じられませんでした。
    それでも昔から見ていたらしいので、
    本来なら江守たちにされている嫌がらせも気がつきそうなものを何も気が付かず。
    江守という人間の幼稚さや醜悪性だって付き合いがあれば分かりそうなものを、
    本当に課長の言う通りどうしたらこんなに鈍くなれるのか甚だ疑問。
    それで仕事はできると言われても…
    課長から指摘を受けた途端に江守に対しての心情が掌を返したようになるのも微妙でした。

    優先すべきがヒロインであると気がつかされたのは良いですが、人に言われたから今度は江守やその他を全否定!というのも、あまりにも薄っぺらくて。
    課長から指摘を受けて、改めて振り返ってみてそういえば…と江守の醜悪性にヒーロー自身が気がついた上で、そうなってほしかった。

    見る目のない男過ぎてビジュアルが良いだけな感じで、さすがにときめけませんでした。
    色っぽいシーンや恋愛シーンを楽しみたいときでも、読み返すことはないだろうなと思います。
  • 青春ヘビーローテーション

    水瀬藍

    そこそこ面白い、でもハマるほどではない。
    ネタバレ
    2022年7月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻まで読了しましたが、作画も綺麗な方だし、きゅんとくるポイントは抑えられているし、主人公のキャラクターにも好感が持てる。
    なのに、続きが読みたい!とか、読んでいて思わず、口元が緩むようなときめきがない。
    面白くないわけではないのですが、友達が持っていたら借りて読みたいけど、自分でお金を出してまでではない、という感じでした。
    何が原因でそうなのかは自分でもわからないのですが、わたしの肌には合わない作品だったようです。

    少女漫画の王道路線というものはやっぱりあるし、テンプレ要素が強かったりするのもわかるのですが、それにしても何だか薄っぺらくて、よくある感じで…。
    最新刊のあらすじも読んだ上で、あっちもこっちも身内でどんどんまとまっていく感じも微妙でした。

    それに、なぜ主人公を最初からそこまで特別視しているのかが、番外編で補足されているとはいえ本編からは分かりづらい。
    とりあえずときめきそうな展開が詰め込まれているだけで、実際そうなるに至る心情の変化とか、読んでいるこっちにまで伝わるドキドキなどがありませんでした。
    あとは、動作の描き方が今ひとつ分かりにくい上、違和感が強かったです。
    通り過ぎようとする主人公の腕を、相手役の男の子が焦って掴んで壁ドンに至るシーンがあるのですが、あれ?あの手でそうなる?と腑に落ちませんでした。

    動きの描き方が不自然なので、実際に描きたい動きを人にやってもらってデッサン取って落とすとか、もしかするとそういうことをせずに、頭の中で完結させて作画されているのかな?と思ってしまいました。
    バランスが悪いとか絵があまり素敵ではないというのではなく、ポーズや動きのリサーチ不足感が否めませんでした。

    せっかくドキっとするシーンなので、そういう部分に臨場感かあって描かれている方が、より楽しく読み込めるのになと思いました。
    絵の構図・物語の構成力というものが、微妙に足りない作品に感じました。
  • ちょろくてかわいい君が好き

    八田あかり

    作画がちょっと残念だった
    ネタバレ
    2022年7月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ すぐにときめいて、きゅんきゅんしてしまう、ときめきにちょろい主人公と、見た目ヤンキーの相手役は惚れた相手にはかなり甘め男子。
    その設定は面白いし、話の展開もそれなりに面白い。
    けれど、読みながら思わず胸がキュッとしたり、ニヤけてしまえるようなドキドキ感はありませんでした。

    1番は作画のバランスがハッキリ言うと悪いので、話に入り込めませんでした。
    顔面だけなら良いのですが、全身になると、バランスが悪い時が目立ちます。
    特に、一つのお話のラスト場面で、巣鷹くんがななちゃんを抱き上げるという見せ場の胸キュンシーンのバランスが本当に目についてしまって、続刊を購入することはないなと思いました。
    近年は本当に作画レベルが高い作家さんが増えてきているので、全身のバランスや動作の不自然さが気になると、すっと引いてしまうので、作画力というのは大切だなぁと思います。
  • 顔だけじゃ好きになりません

    安斎かりん

    これは面白い!ラブコメ好きにはオススメ!
    ネタバレ
    2022年7月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 設定が新しい角度からで少し衝撃でした。

    顔面の美しい人が好きというのを、ここまで公言していて、疎まれない主人公というのが、あまりにも珍しくて。
    よくありがちな設定だと、顔面偏差値の高い男性が、そのことばかり持て囃されてビジュアルを見る人は嫌っており、顔面をほとんど意識しないで内面から惹かれてくれたピュアな主人公に惹かれていく、というパターンですが、
    これはもう冒頭から「わたしはイケメンが好き」というのをこれでもかというほど公言しており、まさかの本人にまで1ミリのブレもなく顔面の尊さを褒め称えており、それを相手役が割とすんなり受け入れるという…笑

    顔から入ったというのに、先輩の拗らせ具合やストレート(時に悪い意味でストレートすぎる)な表現がまた愛くるしくて、そこに主人公がどんどん惹かれていくというのがまた推せる。

    顔面が頗る天才的で、口説き方も絶妙、拗らせて面倒くさい感じも、手がかかるところも、どこもかしこもとにかく絶妙に女心をくすぐるポイントを抑えてくるので、
    先輩最高だなと思いました。

    そして主人公が、曇りなく良い子で、その良い子さに嫌味ったらしさや、重さやわざとらしさがなく、
    ちょっと残念な要素がある(部屋着がダサい・モブ味が強い・イケメンへの反応がもはやネタなどなど)中で、本当に気の良い子なので、応援したくなる可愛さがあります。
    これは続きも楽しみだな〜。
  • 拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ

    由姫ゆきこ/八色鈴

    オスカーの良さがまるで理解できない。
    ネタバレ
    2022年7月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻まで読了。
    絵も美しく話の筋書きも切なくて、思わずうるっときてしまう部分がありましたが、よほどポイントに余裕がある時でなければ次を購入することはないかなと思います。
    価格も高いし、既に購入したことを少し後悔しています。

    リデルは素敵な女の子なのですが、オスカーがどうにも好きになれません。
    生い立ちに影があるとは言え、まっすぐ向き合っているリデルに対してあまりにも冷たく、憎んでいるようにさえ見えてしまい、「本当は恋焦がれているのに嫉妬で当たってしまっている」ような、恋愛ものとしての燃える要素に全くなっていない。
    好きならここまで誤解させ続ける態度を取れるか?
    恋愛ものにおいてすれ違いは確かに話を盛り上げる要素になりますが、それには多少の甘さが見え隠れした上でないと成り立たないし、オスカーの態度はそれとは程遠く感じました。
    友人に会わせない・夜会に連れて行かないまでは、身体の弱いリデルを想う気持ちからと独占欲から囲いたいからだと思えても、その後のあの辛辣なセリフはたとえ嘘でも言っていい言葉じゃない。正直に神経を疑いました。

    リデル亡くした後から急に彼女に語りかける場面が増え、顔に受けた傷といい、わざとらしいほどリデルを愛していたという描写がありますが、今更?と冷めた気持ちを抱いてしまいました。
    そんなにリデルを思っているなら、少しでも危険な目に遭わせるはずがないし、そんなに強い騎士なら自分が送り届けるか、それに匹敵する護衛を雇うべきでは?と思います。
    リデルが亡くならなければ、転生につながらないから起きたことなのでしょうが、そうであれば今度は筋書きの甘さが目について、話に入り込めませんでした。

    また、婚姻時がおそらくリデル15歳で、オスカーは「若い」そうですが年齢は不明。この時点で20歳と仮定して、
    リデルが転生した時にはリデル16歳でオスカー32歳。
    この年齢差で恋愛関係に移行するのかと思うと、それも微妙でした。いくらなんでも、娘と年端が変わらない少女を三十路超えた男が恋愛対象に見るというのは、気持ち悪いです。
    その年齢差さえ覆してしまえるだけの魅力がオスカーにもこの作品にも、わたしには感じられませんでした。

    リデルがエミリアを思う気持ちには胸に刺さるものがありますが、相手役のオスカーに魅力がないので、よっぽどの暇つぶしでなければ続きは買わないかな。
  • 売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される

    小椋あん/COMIC ROOM

    題名と内容が合わず未だ溺愛要素なし。
    ネタバレ
    2022年7月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵柄も美しくて好ましく、ストーリーも作り込みがある程度しっかりしているので薄っぺらくなくきちんと読み込めるし、主人公とレイヴンを筆頭とした側近に好感が持てるし、
    本来は良作の部類だと思います。

    が、しかし。
    題名と内容が未だにすり合っていない。
    「隣国の王太子に溺愛される」という、強い恋愛要素を予感させる題名に対し、既刊済みの16巻現在も、一向にその気配がありません。
    この流れだと17巻以降もしばらくはまだまだ、状況説明や場面を整えるための展開ばかりで、アンナとケネスの関係性に甘さが匂い始める予兆さえほとんどありません。

    ケネス王子側がなんとはなしに、アンナを興味深く、少しの好感を抱いているのであろうなという場面は若干出てきますが、それもアンナ個人を特別に意識してというよりも、普通の令嬢には似つかわしくない珍行動をとる変わった生き物に対する興味・好意に過ぎないと言われれば納得してしまえるだけ淡白なものです。
    それよりもレイヴンの方がよほど、アンナを特別に大切にしている様子が伺えるので、見た目があれほど麗しくなければケネス王子よりもレイヴンを推したいほど、今のところケネス王子の良さがありません。
    (いや、国を思う王子としての良さはあるのでしょうが、ヒロインを愛する相手役としての甘い魅力がない)

    それだけ話がきちんと深掘りされているというのは、物語としては大事な事なのですが、タイトルがタイトルだけに溺愛の甘さを期待して購入すると肩透かしを喰らいます。
    1話がかなり短い分、進展も遅くなるのでしょうがそれにしてもこのタイトルでの作品ならば、せいぜい5〜6巻くらいからは、溺愛要素が匂ってこないと16巻にもなっても未だに関係性に進展が見込めないのは、前座が長すぎる…といった印象です。

    題名を変えていれば良質な作品の印象が強かったのでしょうが、題名と内容がなかなかマッチしてこない状況が長すぎて、若干痺れを切らしてきているためこちらの評価となりました。
  • イケメン共よ メシを喰え

    東田基

    1巻完結は勿体無い!
    ネタバレ
    2022年5月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 視点が新しくて、でもしっかり作画は綺麗で、購入して正解だった作品の一つです。

    恋愛的な要素の楽しみとしては、ここから面白くなるところ…!で完結してしまっているので、今後の2人がどうなるのか、これは是非続きが読みたいと思ってしまいます。

    でも物語の主軸を考えるとこの作品の1番のポイントはそこじゃない気はするので、このまま続けて2人の関係がしっかり深められて進んでいく姿を追うお話になるのでは、この作品の良さが半減してしまう気もするため期待と含みを持たせての完結で良かった気も。

    とはいえ、やっぱり続きが読みたい!と思ってしまうので、それだけキャラクター性・作画の美しさが出来上がっている魅力的な登場人物たちなんだなと思います。
  • 岬くんの不器用な溺愛

    里村

    続刊が待ち遠しい!
    ネタバレ
    2022年5月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お話・絵柄共にとても好きです。

    大人が主役の恋愛漫画で、美しくそれでいてちゃんと大人びている作画の女性漫画や少女漫画は本当に数少ない中、こちらはそれら全てを兼ね備えた作品です。
    作者の里村さんの作品を見つけたときは、既に大人が主人公の恋愛漫画で絵柄が好みのものはほぼ全て読破してしまい、良い漫画に出会えず欲求不満のときで、思わずガッツポーズをしたほど、わたしの探していたジャンルの作品でした。

    実際に読んでみて、話の内容も表紙だけでなく中身の作画も大満足!!
    綺麗で色気もある作画で25歳以上が主人公の恋愛漫画を探している人には是非とも読んでほしい。


    どう考えても岬くんより素敵な人が出てこないので、恋敵が推しメンになってしまって、報われない展開に耐えかねて離脱してしまうという要素もないので、安心してトキメキながら読み進められます。

    京花さんはかなりぶっ飛んだ部分のある女性ですが、実際は本当に良い女の代表のような人。
    相手が疲れていたり、ちょっとしたことで思わず八つ当たりされてしまった時の対応の仕方が本当に素晴らしくて、こんな風に受け止められる人を、彼は絶対手放せないだろうなと感じるシーンがありました。
    相手に余裕がない時に、こういう風に対応できたら、人として素敵なんじゃないかなと、思わず勉強になったシーンでした。

    早く2巻が出ないかな〜、と待ち遠しくしています。
  • 王子様、この恋は運命ですか? [comic tint] 分冊版

    菜々民

    作画が受け付けられなかった
    2022年5月20日
    表紙の作画が綺麗だったのと、少ないながらもレビュー評価が良かったこと、既刊数がそこそこあることから、面白いのではないかなと思って試しに1巻を購入したのですが、作画が苦手でわたしには受け入れられませんでした。
    登場人物の瞳の描き方、特に少しデフォルメされたような、簡素化された描き方の時の目は一層怖い。
    上手く言葉にできないけれど、分かってくれる人はいるだろうか…

    瞳の焦点が合っていなくて、不気味に感じてしまう。
    精神を病んでイカれてしまった人の描写であれば納得なのですが、そうではなく全ての人物の瞳が、大抵違和感を覚える不気味さある作画でした。
    初っ端の数ページを見ただけでまだ台詞などの文字を追う前に、その瞳の怖さに意識を奪われてしまって、話の内容がまるっきり入ってこず、そのまま閉じてしまいました。
    恐らく瞳の光の入れ方や黒目や瞳孔の書き方のバランスの関係で、視点が定まらない人のように見えます。

    この点が改善されなければ、物語の内容がどれほど良いものであろうと、瞳以外の作画がどれほど素晴らしかろうと、今後わたしがこの作者さんの作品を手に取ることは無いと思います。

    話の内容が一切読めないほど、申し訳ないけれど、わたしには無理でした。
    いいね
    0件
  • Love Silky 悪い男~軒の雨の誘惑~

    金城りえ

    富丘エンドに期待
    ネタバレ
    2022年1月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 明るくて勢いがあって、ただの筋肉バ○と思えば、肝心なところで頭が回って仕事も実はできる。
    芹沢はたしかにそれなりに魅力的な男性だろうけど、なぜか富丘主任ほどの魅力を感じない。

    芹沢といれば、その乱雑さと阿呆さに引っ張られて笑って過ごせるかもしれないけれど、
    あまりにも雑すぎて、無神経に人を傷つけていることや、
    あちこちで無節操に食い荒らしてきたことへの罪悪感のなさや、良い歳の社会人の男性としてあり得ないふざけたメール…。
    この軽すぎるいい加減さや、頭に血が上った時に1番言ってはいけないことで相手を責めてしまう点を思うと、どうしても好きになれないです。
    おバ○さが可愛い上に怪我という陰も持っているのは魅力的だろうし、一時的な盛り上がりは楽しめるかもしれないけど、
    燃えるような恋心から少しずつ積もるように大事に愛情を育んで築き上げて、寄り添って生きていくには厳しい気がします。

    7年も塞ぎ込むほど懸命に恋をした相手との記憶を「さくっと上書き保存」なんて出来るわけがない。
    そうでなくても人と築いた関係をそんな風に言えるのは、芹沢自身が人を大切に過ごしてきていないからだと感じるので、千夏に出会って変われたとしてもその言葉を千夏に言えてしまうのは、無神経すぎて怖いです。

    何もなかったとは言えど、自分に明らかに気のある女性とホテルでマッパで同衾してるいるし。
    馬鹿正直に白状して未遂だから良いという問題?
    軽率で浅慮にもほどがないかなと感じてしまいます。


    富丘主任は始まりこそ不倫ですが、本当に純愛で、初めから千夏の魅力に気がついて色目で見ずに影から日向から守ってくれていたし、大切だからすぐにても出せずに葛藤したり、
    別れてからの7年間も自分の人生を賭けて千夏を取り戻すために会社に残り、奥さんとの関係を清算するために奔走した姿を思うと、どうか富丘主任と結ばれてほしいなと思います。

    芹沢と笑い合った次の一瞬には、過去の贖罪にのまれてしまう千夏。
    強引さと明るさだけでは拭いされない。
    芹沢が主任の後輩でもなく無関係に出会っていたら、相手にしたのだろうか。
    他の男性たちのようにスルーして終わりだった気がする。
    千夏が芹沢に意識を引っ張られたのは、芹沢が主任に繋がる人だったことがきっかけなのだし、
    主任とでなければ、本当の意味で過去の傷を癒すことも出来ないのではないかなと思います。
  • 悪い男~軒の雨の誘惑~

    金城りえ

    わたしは主任(部長)と結ばれてほしい。
    ネタバレ
    2022年1月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 不倫ものは苦手ですが、無料分を読んでハマり全巻購入。
    一言に不倫と言っても、それが原因で夫婦の関係を壊してしまったのか、元々壊れていたのかによって話は全然違うと思います。
    主任は明らかに後者で、とは言え肯定されて美化されてはいけないけれど、後から出会って心から愛してしまったことを、全て罪悪だと断罪し切ってしまうことはできないなと感じさせられました。

    芹沢は明るく引っ張ってくれて、千夏が負い目を払拭してしまう勢いがあるので魅力的な男性なのかもしれませんが、言葉にし難いモヤモヤが喉にひっかかる。
    取っ替え引っ替えいろんな女性と遊んで自分の都合でポイ捨てし、そのツケが千夏に回り、33にもなってあんなふざけたメールの一斉送信で済ませて。
    挙句に嫉妬があって売り言葉に買い言葉とは言え、千夏が深く傷ついていることを知りながら、不倫について千夏を罵っています。
    彼女が素直で心の美しい女性だから、その言葉に傷ついたり怒ったりするのではなく、言う通りだと受け止めてくれるけれど、カッとなったら傷つくと分かっていることで攻撃する男性はろくでもない。
    主任は人ときちんと向き合っているけれど、芹沢は軽い。彼も人を不用意に傷つけているし、その短絡さで千夏も傷つけてる。
    ひょうきんで人の懐に入るのが上手いのでしょうが、東北のおっちゃんに芹沢が評価されているのがわからない。

    お互い傷ついた過去があったからこそ惹かれたといえば聞こえはいいですが、前の千夏に出会っていても記憶にもなく、演じて身につけた豪胆さに惹かれたというのも、なんだかモヤモヤ。
    芹沢が本当に千夏の相手なら、初めから千夏の良さに気づけるはず。

    主任は最初から千夏の魅力に気づき、今の豪胆さや東北で築き上げた実力も認めて、その努力はどれほどだったのかと慮っています。
    7年ずっと千夏を想い会社に残り、なんとか離縁し、今も千夏のために矢面に立つ覚悟がある。
    千夏も全てをかけて主任を守った。
    これほど想い合っていたのだから、この2人に結ばれてほしいです。
    主任といれば罪を忘れられずに苦しむかもしれないけど、きっと千夏は芹沢といても折に触れては後ろ暗さに囚われる。
    それならその苦しみごとひっくるめて、主任と一緒に幸せになってほしい。
    時間じゃないけど、7年思い続けてくれる人はそういない。

    芹沢はカンナちゃんが良いよ。
  • かみつかないで、キスしてよ 分冊版

    夏園豪華

    色々とバランスがおかしくて変だった。
    2021年12月22日
    ぱっと見、綺麗なイラストで男の子も麗しくかっこよく見えそうですが、とにかくバランスが悪い…。
    キメ顔の顔面以外は雑な感じがするというか、コマ割りもちょっと不思議で、何の変哲もない一つのイラストを何故か謎に2コマに渡って描いており、びっくりしました。
    絵柄のクオリティもコマ割りも、これでなぜ編集者はOK出したのか疑問です。
    そしてお色気漫画でもあるまいし、無駄に胸ばかり大きく強調されすぎていて、挙句綺麗に描けていないので、結構ひいてしまいました。


    お話の内容もよく似たものを読んだことがありますが、それに関しては百歩譲って、ときめきシュチュエーションはどれも似たり寄ったりで限られてくるから仕方ないと飲み込むとして。

    濁さずに言うと、絵の構成力が残念すぎて、わたしはこの作品にお金は出せません。
  • ゴマ塩とぷりん

    鈴木有布子

    読まないと損!というくらい素敵なお話!
    2021年12月18日
    好きすぎると語彙力が欠如することがあるのですが、それくらい大好きな作品です!

    人の絆・家族の絆も描かれていて、単純にラブストーリーだと思って読み進めていると、うっかりホロッと泣きそうになるくらい、じんわりとした温かさに包まれています。

    また、タイトルも言い得て妙で、しっかり構成が組まれていることが感じられます。
    タイトルから感じられるように、わかりやすく2人の間にある差のようなものが表現されていて、でも物語を読んでいると2人にそれだけの歳の差や価値観の差や歪みを感じない。
    ぴったりとハマるピースのように、2人はかけがえのない唯一無二の存在なんだろうなと感じました。

    ハルヒは見た目や職業柄、やんちゃそうなイメージを持たれそうですが、実はピュアで素朴で本当に優しい良い子で。
    たしかに突拍子もないことを考えついたり、あまり周りを気にしないところはあるけれど、それがまた可愛い。
    これは春原さん、放っておけないだろうなと思う愛らしさのある子です。
    そして言わずもがな、春原さんが本当にイケオジすぎて、しっかりときめかせてくれるので、読んでいて思わず頬が緩むほど、幸せな気分にしてくれました。

    物語に華を添えるちょっとした悪役も、全然嫌な気持ちにさせずに、物語を面白くだけしてくれる存在で、そういう風にライバルポジションを描けるのは素晴らしいなと思います。

    番外編などでこれからも2人に会わせてほしいな、と思うくらい大好きなキャラクターたちで、大好きな作品です。
  • Sugar Sugar Honey

    鈴木有布子

    もっともっと沢山の人に読んでみてほしい!
    2021年12月18日
    好きすぎて逆に感想の語彙力が無くなるほど、鈴木先生の作品が大好きです!

    どのお話も単なるラブストーリーではなく、ほのぼのと温かい気持ちが胸にじんわり広がる描かれ方をされていて、イラストタッチも綺麗でカッコ良くて可愛いけれど温かさが滲み出ている柔らかいタッチなので、読んでいて胸がほっこり幸せな気持ちになります。

    今作はまだ序盤なのでしょうが、既に梶さんが頗る格好良くて、もう早く結ばれてくれないかなと、配信を待ち遠しく思っています。
    個人的にライバル役の子もそこまで悪い子ではない気がしていて、多少の悪役感はあっても、見ていて気分が悪くなるような人が出てこないのも、幸せな気持ちを増してくれている要素の一つだと思います。

    これからも楽しみに待ってます〜!
  • 突然ですが、明日結婚します

    宮園いづみ

    なんとなく終盤が物足りない
    ネタバレ
    2021年12月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ずっとリアルタイム購入して読んでいたのですが、8巻あたりから言葉に表しにくいスッキリしないもやもやしたものを引き摺りながら読み進めており、最終巻は長く購入せずにいました。
    時を経て最終巻を購入してみた結果、やっぱりもやもやとしたなんとも言い難い心情になりました。
    一番盛り上がるであろう終盤にかけて、読み手側の心情が伴わず失速してしまう感じが残ります。
    その原因はハッキリとわからないのですが、一つは胸を焦がすような切なさの描写をあまり感じられなかったこと、別れるという決断に至ってから結末までがかなり早足というか駆け足で物足りなかったからかと思います。

    遠恋になり思うように触れ合えず、会いたい気持ちが募るという描写が、なんだかライトに明るい。
    なんとか笑顔で温かい気持ちを大事に務めているのかもしれないけど、あまりにふわっとしていて、読んでいて思わず胸が苦しくなるような引き込まれる感がありませんでした。

    神谷さんとの別れも同じくです。
    とにもかくにも、爽やか。いいことかもしれないけど、これまで割と小さな事ですったもんだあってドキドキさせてくれていただけに、最後の山場の問題場面が爽やかなんですよね。

    遠恋で関係の難しさに直面したヤキモキ感も、そんな中で傍で支える超絶いい男神谷氏との三角関係(ちゅーについてもノータッチ)、また別れを告げられてからのナナリューの葛藤や、関係を取り戻すための奮闘から結ばれて幸せな2人の様子など、もう少し時間をかけた方が良い程てんこ盛りの内容が2巻で消化されているので、その分描かれ方が爽やかすぎて、「え、本当に嫉妬してる?必死になってる?」と思ってしまうくらいでした。

    よく言えば爽やかで落ち着いていた描かれ方で、大人だしお互い信頼しているからだと言えばそこまでですが、個人的にはあっさりしすぎていた印象。

    漫画なので終盤の山場はもっと丁寧にドラマチックに読みたかったな、というのが正直な感想です。
    これまでがドキドキとときめかせてくれるお話だっただけに、最後の淡白さに置いてかれた感が満載でラスト2巻が残念だったので、この評価に。
    タイトルの回収は予想通りとは言え、彼の方からというのは気持ちが良いものでした。
  • コタローは1人暮らし

    津村マミ

    読んだ方が良い作品
    2021年12月1日
    切なくて、温かくて、泣きたくなるような作品です。

    良かれと思ってしている、自分では思いやりだと思っている行動は、果たして本当に相手にとってもそうなのか。
    本当の思いやりや優しさとは何なのか、そんなことまで考えさせられます。

    例えば迷子の子供を見て声をかけるとして、「お母さんやお父さんは?」と訊いてしまうものだと思います。
    でもそれでは傷つけてしまう可能性がある。
    この漫画を読んで以来、「どうしたの?」と尋ねるように気をつけています。
    それでもまだ配慮が足らないかもしれないけれど、自分の価値観を当たり前と思いすぎないよう、気をつけねばならないんだなと思うようになりました。

    この作品はそういう、人として向き合わなければいけない大切なことや、できればより深く持ち合わせておきたい思いやりというものについて、しみじみと考えさせられます。
  • 稲妻とロマンス ベツフレプチ

    みきもと凜

    多分お話は面白いんだと思う
    2021年12月1日
    みきもと先生の絵柄が美しくて好きなのですが、セリフの吹き出し以外のセリフや、「ざわっ」とか「ガシャーン」などの音の表現などは大抵の漫画家さんは直筆で書き込まれていると思うのですが、みきもと先生の場合は字という字は全て既存のフォントで、臨場感を奪ってしまって今ひとつ話に入り込めなくて読むのをやめてしまいました。

    フォントならば字が綺麗で読みやすくはありますが、
    吹き出し外のセリフはまだしも、場を音で表現する擬音の表記はやはり直筆の字で表現される勢いや温度感や味というものがあるのだと思います。
    何か事情があってのことなのかもしれませんが、全てフォントというのがどうにもしっくりこず、せっかくの美麗イラストもお話も楽しめず残念です…。
  • 偽りのフレイヤ

    石原ケイコ

    どんどん面白くなってきてる!
    ネタバレ
    2021年11月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 石原先生の作品が好きで、新刊が発売される度に購入していますが、こちらの作品は序盤より本当にどんどん面白くなっています。

    1巻序盤の頃は正直にいうと描写を変に感じました。
    カット割というのかコマ割りというのか、作画の表現がなんだか浮いていて、特に戦闘的なシーンの躍動感や臨場感がなく、アーロンのシーンあたりは物語を進めるとても重要なシーンだというのに、引き込まれない。
    そのせいか、少し興が削がれた感がありましたが、今はもう本当に面白くて面白くて!!

    これはもっと多くの人に読んでもらって周知された方がいいなと思います。

    先生の作品の相手役というと、違うようで全員似た要素が強い男性キャラなので、アレクシスがまさにその系統なのですが、おそらく当て馬ポジションでしょうが今作にはユリウスという今までに居なかったタイプの色男が登場しており、
    わたしは断然ユリウス派です。

    いやもう本当になんとかユリウスとのエンドに持ち込んではくれないだろうかと願っています。
    ユリウスでないのであれば、誰かだけとどうなるということはなく、右にユリウス左にアレクという、この逆ハー状態をキープして終わって欲しい。
    ユリウス脱落は見たくない…!!
    というほど本当にユリウス推しです。

    最新刊で漆黒に対する心情に遂に大きな変化が出てしまっているので、辛い。
    それでも懲りずに純白エンドに期待大。
  • ハニーレモンソーダ

    村田真優

    久しぶりにハマった恋愛少女漫画!!
    2021年11月3日
    大人が呼んでも楽しんで読める、しっかりとした少女漫画だと思います。
    そしてきっちりときめきも満載。
    これがまた、大人になると冷めてしまったり小っ恥ずかしくなったりするような、おもちゃのような甘さやときめきではなくて、「最高か!」と思わず恋がしたくなるような学生時代に戻りたくなるような素晴らしさ。

    現実でこんなことがサラッとできて似合う人は中々いないし、何かの匙加減を間違えたら引いてしまうかもしれない甘さを、最高に楽しめるように描かれており、
    村田先生だからこそこれがまとめられるだろうなと思いました。
    読んで損はないと思える少女漫画でした。

    読んでみるとこのタイトルでなければと思いますが、読む前だとタイトルの可愛らしさが子供っぽく感じ、
    大人世代が嫌煙してしまう要素の一つになっていると思います。
    大人の方々も騙されたと思って、まず2巻まで読んでみて!



    自分の年齢が大人世代になると、主人公が学生ものは何となく避けがちにもなり、その中でも花ゆめや別フレ系は読んでも、自分が小中学生当時に読んでいた月刊誌のりぼんは子供っぽいかなと避けるようになっていました。

    なので人気作品とは知りつつ、どうせ中身も子供っぽいだろうと決めつけてずっと素通りしてきたのですが、
    無料試し読みキャンペーンをきっかけに読み進めて、見事にハマってしまって。
    そこから既刊分をまとめて購入し、あっという間に全て読み終えてしまい、繰り返し読み直しながら、続刊が待ち遠しくて仕方ありません。

    どうせ…と決めつけて避けていて非常に申し訳ないし、本当に勿体無いことをしていました。
    人気作品には人気になるだけの価値と理由があるのだと強く感じました。

    あまりにも夢展開すぎたり、ひたすらイチャこらしているだけで何が人気なのかわからない作品も確かにあるのですが、
    ハニーレモンソーダはただの甘い恋愛漫画ではなく、
    思春期の多感な時期の学生たちが悩みながら、出逢った人で変化を得ながら成長していく姿を通して、素直さや思いやりや愛情と向き合うことの大切さを感じさせられました。
  • 不機嫌なモノノケ庵

    ワザワキリ

    最終話以外は全て良かった
    ネタバレ
    2021年7月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最終話と知らずに読み進めたところ、突然「またいつかみんなに会えると信じてる」というようなラストシーンで、「え?終わりだったの?!」と初めて気が付きました。

    ハッピーエンドかどうかではなく、最終話があまりにもあっさりとしていて、肩透かしを食らったような印象。
    これまでが丁寧にしっかり作り込まれて描かれていたので、
    この結末に至るにもあと1、2話あってからでよかったのでは…。

    これまでのお話と、最終話の結末の流れが別の物語のような質感で、読み手の気持ちが置いていかれたような感覚がありました。

    安倍が仕事で現世には中々戻ってこないからといって、彼は人間で高校生だから学校で顔も合わせるわけだし、モジャも預かるし、今後も普通に2人の関係は続いていけると思うのですが、
    安倍との関係まで視えないだけで視えるようになるまでさようなら、という流れはどうにも腑に落ちませんでした。

    奉公人としての役目を果たさないからでしょうけど、それにしたって…ねぇ?
    モジャだけは視えるというのを未来の再会への希望的伏線として残したのでしょうが、それが返って結末との違和感を生んでいると思います。
    安倍が転校してしまう、モジャも視えなくなっているというわけでもないのに、あの別れ方は…。
    実際には関われる相手なのだから、視えるようになったらいつか会いに行きますというのは変な感じ。
    今後の接点がなくなるわけではないのに。

    お別れを描くことに重点を置きすぎて、芦屋と安倍が別れる必要性がないのに、無理にそこに着地したように感じました。

    これまでがとても面白かっただけに、兎にも角にも、最終話がもったいなかった。
  • 結婚できないにはワケがある。

    邑咲奇

    笑えるけど、引きもするしトキメキはない。
    2021年4月13日
    絵が好みでなくて避けていましたが、内容もわたしには向いていませんでした。

    ギャグ要素がふんだんですが、その笑いのセンスも合わなかったです。
    失笑という感じの笑いでしたが、なぜか続きを読んでしまえるという、不思議な力はあります。
    それも読み放題対象だから読んでも良いかなという感じで、わざわざポイントを消費してまでではないですが…。

    みちゅこってイマジナリーフレンドだと思うので、心が満たされた頃に卒業できたら読めるようになるかもしれませんが、そうなるとこの作品の魅力もなくなってしまうのでしょうし、
    これは合う人と合わない人がすごくハッキリ分かれそうな作品。
  • 狼陛下の花嫁

    可歌まと

    さらっと適度に楽しく読める
    2021年2月19日
    全体的に良くも悪くも軽めで薄めの内容ですが、なんか気乗りしない…なんだか読む手が止まる、ということはなく、さらさらと続きを読んでいける作品でした。

    反面、手が止められない、どんどん読んでしまう、引き込まれる、というような、「面白い!」と言い切れるような作品ではありませんでした。


    内容がライトな主な理由は、
    ・若き王とその臨時妃
    ・とにかく王が優秀すぎて恐れられている
    ・その王は子犬っぽい面もある
    という設定以外の深い設定や内容が感じられないことにあると思います。

    一国の王とその妃の話だというのに、具体的な王政についてや、周りの人たちの考え方や方向性についての描写がなく、
    陛下に至っては冒頭などで部下を叱責している場面はありますが、それらしい言葉が連なっているだけで、
    何がどう悪く叱責し、どう導こうとしているのか、という点は一切ありません。
    彼自身や彼の側近たちがどう優れているのか、というのがわからない。
    何故かいつも頗るタイミングよく危険を察知し動けてしまう、「優れている」というわかりやすい表現で、読み手が作品の中からそれを感じる描写がないです。
    その分、重苦しい悲しさもないので、疲れている時でも読めるのは良い点だと思います。


    少女漫画なので、国や情勢や政に関して内容が濃い必要は無いのかもしれませんが、
    同じ白泉社から既刊している王国ファンタジー系が、比較的どの作品もその点についても内容が深いものが多いので、
    これもそうなのかな、といった期待が大きかった分ちょっと残念でした。


    単純に、王と臨時妃という設定とその2人が微妙にすれ違いながら結ばれる、という内容以外はないように思いました。

    そのすれ違い方もちょっと無理があるのとやり口がお決まりで、読む方までハラハラしたり胸がきゅっとなるようなものではなく、
    数歩引いて読んでしまえるので、少女漫画特有のドキドキを楽しむにもライトでした。

    何か暇つぶしに読みたいな、どれかないかなという時には良いですが、率先して待ち望んで買うことはないかなと思います。
  • 聖☆おにいさん

    中村光

    意外と読むの気力が必要
    2021年1月19日
    沸点低めの面白さで、本当にゆるさが特徴。
    良い意味で、だらだら読むのに良いなという感じです。

    ストーリー展開が激しいものは疲れて読めない日がありますが、これは逆に余りにもゆるすぎて、ちょっと読む気力が湧かない人もいると思います。

    好みの差はあれど、面白くて手が止まらない、続刊が待ち遠しい、これからどうなるんだろう?という、ワクワクと待ち望む感じは薄いなと思います。

    なんか面白い漫画ないかな〜でも何もないな〜、ハードなやつはしんどいしな〜という時に手が伸びる。
    でも、読んでいる間に眠くなるときもある。笑
    思わず引き込まれて無意識に集中して読み進めてしまう作品もありますが、こちらはそういう引力は薄めなので。

    個人的にこのテンションのものは、ドラマの方が好きかもしれません。
    文字数多いのと、吸引力はあまりないので、読み進めるのがちょっと面倒くさくなる時もあります。
    なのだ、かけっぱなしに出来るドラマ版の方が合っていました。
    でも作品のキャラクター的に、読むのが面倒…という一見良くない言葉も、悪い意味合いではなく、それくらいの立ち位置が似合うのが不思議です。

    何が面白いのかわからない、という人もいると思うけれど、ちょっと読み進めていると温度低めのラインで、地味にハマる気がします。
    いいね
    0件
  • 約束のネバーランド

    白井カイウ/出水ぽすか

    びっくりするぐらい良かった
    ネタバレ
    2021年1月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一巻無料に釣られて読んだら、止まらなくなりました。
    これは本当に面白かったし、感動したし、考えさせられました。

    戦闘シーンや恋愛のすったもんだの豊富なストーリーの流れが過激で、気持ちをぐらぐら揺さぶられるものは、心が疲れ気味の近年はしんどいなと感じてしまい、
    何気ない日常を視点に進む、基本的に穏やかな作品ばかりを読んでいました。
    そんなわたしでも、続きを読む手が止められなくなるほど、とにかく面白かった。
    そしてもう序盤から、胸に迫るものがあり、ついつい泣いてしまうほど。
    少年漫画特有の激しい戦闘シーンもあり、ストーリーのテーマ上、残酷性もあるのですが、
    それを上回る、生きよう・守ろう・信じようとするパワーがあり、それだけでなく確かに残酷なシーンも辛い別れもあるのですが、その描き方が本当に素晴らしい。
    読み手が落ち込みすぎない、でも苦さや重さは残る。
    だけど1番残るのは絆や温かさ。



    理由の1つに、子供たちの主要メンバーが傷は負っても、中々命までは落とさないことにあると思いました。
    実際仲間は失いますが、読み手側が強く感情移入をしてしまう子ではない。
    仲間を失った主人公たちの心情には痛みが寄りますが、あの子がいなくなるなんて…!というダメージが少ない。

    大人はそれはもう辛い人ばかりでしたが、死=別れ・ただ悲しみ、という風に描いていない。
    叶うならみんなで無事に辿り着いて欲しかったと思う反面、
    そうなることが納得できるし、それが最良ではあるのだろうと思えました。
    やっと会えたね、やっと楽になれるね、という安堵と温かさも残していきました。

    全巻通して、わたしが1番揺さぶられたのは、序盤のフィルで、しかも本編のシーンもさることながら、おまけの間話に泣かされました。
    にこっと笑って「待てるよ」と言ったシーンと、燃えるGFを後ろに、エマ達に「頑張るよ、大丈夫だよ」と決意をして、ママに声をかけるシーンは、もう思い出すだけで泣けるし、思わず抱きしめたくなるほどでした。
    みんな素敵でしたが、わたしにとってのNo. 1はフィルです。
    そして、負けを認めてからのママが素敵でした。
  • だから私はメイクする

    シバタヒカリ/劇団雌猫

    思わずお洒落をしたくなる作品
    2021年1月19日
    一巻完結時に、もっと続きが読みたいと思い待っていましたが、いざ実際に二巻を読むと、一巻の時のようにどんどん読み進めてしまう引き込まれるものはありませんでした。
    それ単体で読めば良作かもしれませんが、一巻の出来が素晴らしい分、期待値も高かったせいか、二巻は残念な印象で正直蛇足であったように思います。
    二巻は読み返さないな、と思いました。


    以下、以前投稿した一巻へのレビューです。
    メイクやスタイリングのテクニックが描かれているのではなく、読む人の美容スイッチをとてもポジティブに押してくれる作品。
    読んでいる最中から、「メイクしたい!スキンケアしたい!綺麗になりたい!」と、どんどん思わされました。
    それぞれタイプの異なる主人公たちが、人間関係などを織り交ぜながら、美容を楽しんで生き生きと輝いている作品です。

    沢山の女性や美容に関心のある男性にも、お洒落を愉しみたいと思わせる力があると思います。
    日頃美容やファッションに気を遣っていても、人からの受けと自分の好みは異なるし、手をかけることが面倒で疲れ果ててしまう時もある。ましてや今の状況では、そもそもそれをする意味がないように感じることもある。

    だけど、メイクもスキンケアもファッションも、本当は全部自分のため!
    自分が綺麗だと思える自分でいたいから、そうすることでほんの少しの自信を持てたり、見える世界が変わったり…それだけで生き生きできる。

    思わずワクワクしながら、今日のスキンケア、明日のメイク、ちょっと丁寧にお手入れしたくなってくる。
    やっぱり綺麗でいる方が、気持ちも明るくなれるよね!
    と、お洒落をすることを楽しみにさせてくれる。

    メイクが勉強になる作品も良いですが、そこにスポットが当たりすぎていると、テキストめいてしまって、物語に入り込めない、ストーリーの質が下がるというのが難点だとわたしは思っています。
    それに美容に前向きに意識が向かえば、それらテクニックはネットでも沢山手に入れることができるし、まずそれを自分で調べることも楽しみになると思います。

    なので、テクニックや知識が得られる作品よりも、この作品のようにストーリーから、意識を駆り立てられる作品の方が、気持ちがハッピーになれました。

    読後感が爽やかで、疲れてしぼみかかった心に響きます。
    少し疲れたな…と思った時に、思わず読みたくなる。
  • Artiste(アルティスト)

    さもえど太郎

    読後に温かさと前向きさが残る良作
    ネタバレ
    2021年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルの通り、様々な芸術に携わる人たちのその道だからこその葛藤や、素朴だけど本人にとっては大きな悩み、そしてその先に見つける光が、とても温かく優しく描かれています。

    才能に溢れているせいで傷つき自信を失った人、何事にも動じず飛び込んでいけるようで何か一つを探している人、親切で面倒見がよかったせいで傷つき人との関わりを遮断してしまった人、仕事はきっちりこなせるものの臨機応変な対応や
    察するという行為が出来ない人、
    そして、名を馳せるほどの脚光を浴び天職で適職の生きがいを失わざるを得ない人。
    様々な人の側面だけではない部分に触れられている作品です。

    主人公ジルベールは料理の才能は天才的だけど、それ故に人との関わり方が難しく、臆病で俯きがちで影に隠れて生きているような人でしたが、新人バイトのマルコとの出会いをきっかけに自分に対して人に対して、少しずつ前のめりに歩んでいく姿を主軸に、ジルベールの周りの様々な芸術家たちにスポットが当たっていきます。

    マルコ自身も、ジルベールに出会い変わった部分があるのだろうなと感じました。
    序盤ですが、対照的な2人が互いに憧れていたということを伝え合った時に「じゃあ、きっと2人ともそうなんだよ」と話すシーンは、胸に迫るものがありました。
    わたしも、まだどこへでもいけるのだろうか、と。

    人と関わることは傷つくけれど、それでも残った繋がりは、きっと何か温かいものを導いてくるはず。
    誰かを想い、そのために動いたことは、きっと伝わる。

    苦い面にもしっかりスポットが当たりつつ、それをふんわりと覆って前に導いてくれるような、芸術に関係する人は勿論全ての人の心に染みるものがある作品だと思います。
  • シンデレラ クロゼット 分冊版

    柳井わかな

    爽やかで前向きになれる
    ネタバレ
    2020年4月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ おうち時間が長くなって、自分をキラキラとお洒落にする意識が遠ざかっている中、そう言う意識が芽生えてくる作品。

    表紙の絵柄が綺麗だったので、それに惹かれて購入。
    買って正解でした。

    実は1話の段階から、光ってもしかして…?と思い、そうであったらいいなぁと思っていたので、1話のラストでガッツポーズするくらい、わたしには嬉しい流れでした。笑
    言わずもがな、圧勝の光派です。

    主人公のはるかは、自分の元々の見た目や、それを磨いていくことに後ろ向きで、どうせ…と思ってしまう部分は、容姿に自信のない女の子特有の女の子としての嫌な部分ではあるけれど、
    そう言う自分がみっともないと言うか、恥ずかしいなと即座に気がつける、とても素直で明るい良い子です。

    誰かを偏見の目で見たり、差別したりするような子でも無いし、自分に対する女子力や女磨きという点に気後れして、それ故に華やかな物全てに気後れしてしまうため、都会での暮らしに馴染みきれずにぼっちになってしまい、後ろ向きになって卑屈な言葉も出てしまいますが、
    その卑屈さをすぐに自覚して、反省できるのあたり、本当に真っ直ぐな良い子です。

    光と出会ったことで、女の子の自分を楽しむための努力を前向きに出来るようになって、元来持ち合わせている明るくて人懐っこい面がどんどん引き出されてきて、見ていて本当に気持ちが良い。

    光も見た目や表面上の性格から誤解されたりすることも多かったでしょうが、言葉はストレートできついところがあるけど、とても思いやりがあって優しい子。

    これからどうなるのか、とても楽しみです。
    早く発売されないかなと待ちわびています。

    割と早めに完結してしまいそうな雰囲気もあるのですが、出来れば沢山続いてほしいです。
  • 失った子供たち

    堤翔

    これはもっとたくさんの人に読んでほしい!
    2020年4月7日
    一巻のみの作品ですが、かなり良作だと思います。
    少女漫画ものには珍しいテイストのSFで、昏さもあるし重さもあるので、ときめき満載のラブストーリーを期待されている方は、序盤でやめてしまうかもしれませんが、
    是非そのまま読み進めてほしい!!
    話数が少ないながらに、ストーリーに深みがあり、ラブストーリー押しで繋いでしまって中身があまりないものとは訳が違って、本当に引き込まれる魅力があります。
    そして、この少ない話数の中で、これだけの登場人物をよくここまで違和感なく落とし込んでいるな、と思いました。
    話が少ない作品で、次々と新たな登場人物を加えてしまうと、そのキャラクターの背景や作品流れが見えず、ブレてしまって陳腐になりやすいものを、逆に物語の核の深みに繋げており、謎が深まり面白さが増したところで、終了。
    こうなると、伏線がありすぎてモヤモヤが残って不満にもなりそうですが、確かに続きが気になるものの、不満として残るようなマイナスな感情は抱かせない。
    単純に、続編あってほしいよね!続編読みたいよね!という、プラスの感想を抱きました。
    これで終わってしまっても消化できるが、謎はあるしこれからどんどん深まっていくだろう物語なので続きが読みたい。
    そういう絶妙さが素晴らしいなと思いました。

    この深みがあるからこそ、この二人の今後の恋愛要素ももっと見たいと思う。
    読み終えて、どうしてこれが続編ないの?!と心で叫ぶほどでした。
    本当にこれは続編がほしい。

    10代の若年層の方で、ひたすら恋模様を彩った作品が読みたいという方には合わないかもしれませんが、漫画も一つの物語。
    物語を読むのが好きという、本好きや漫画好きドラマ好きの方にはとてもハマるのではないかと思います。

    まだまだ話が広がっていく要素が盛りだくさんなので、この作品をたくさんの人に知ってもらえたら、続編の話も上がるのではないかと思います。
  • 花ゆめAi 年年百暗殺恋歌

    草川為

    新作待ってました!
    ネタバレ
    2019年11月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新作、凄く嬉しいです。
    今回の毛色は仄暗さがメインのお話なので、八潮と三雲やパレット、小鬼や魔女からすると、かなりダークな印象。
    でも、僕の棺はもろにそうですが、架空亭や花わずらい、前作の魔女にも仄暗さがかおるシーンはあるので、なんだか胸にひっかかる重さや仄暗さも草川先生の持ち味だなと思います。
    ファンタジー作品でほのぼのして癒しがあって、トーンの落ち着いたコミカルさと匙加減抜群のときめきに、ほんのり胸に刺さる感動や読後感の爽やかさといったら、右に出る人いないんじゃないかなと思うくらい大好きな作家さんですが、
    その反面こういう胸にジワリと広がる、実は誰でも抱えてしまいそうな、うっすらと墨汁がしみるような独特な仄暗さを表現されるのにも長けていらっしゃると思います。

    今作は作品の中の一部に、その仄暗い要素がチラ見えするというのではなく、冒頭の設定からしてそこからの切り口。
    わたしは少女漫画には読後感の爽やかさと、夢を見てしまえるような要素が好きで、草川先生のコミカルタッチで癒されて、ときめきがあってという、パレットや八潮と三雲、魔女の方が好きなので、今回は重めでした。
    花わずらいのアマランスの辺りや、架空亭の作家が実姉に恋慕の情がありそれを投影して生み出していたというシーン辺りでも、しょんぼりしちゃったので。
    でも、花わずらいも好きだし、架空亭は特に好きで、今作も面白いことには変わりありませんでした。
    重めはちょっと落ち込んじゃうなと思いながらも、ついつい読み進めて、早く続話が読みたい!!と思わされてしまうのが、草川先生の作品。
    仄暗いからこそ、他キャラクターとの会話の絡みの面白さが引き立ち、やはりそういう部分が魅力的だなと思うと、先生のほのぼのコミカルメインの話も読みたい!と思わされるし、でもこれも面白いし。
    つまり結局どれも面白くて、今作を読み次話を待っているくせに、まだ産まれてもいない次作まで待ち望んでしまうくらい、とにかく草川先生の作品が素晴らしい。

    そして、今回は初めからお互いに想い合っていて互いにそれを知らないというところからスタートなので、くぅ!という気持ちになります。笑
    草川先生の描く、恋に気がつくまでの過程や芽生えてからお互いに成就するまでの焦ったい状態が、本当に大好きなので、その状態からのスタートなのは最高です。笑
  • 私が恋などしなくても

    一井かずみ

    さすがとしか言いようがない
    2019年11月8日
    一井かずみ先生の作品のファンです。
    年齢を重ねるにつれて、絵とお話が好みのものや年齢に合うものがなかなか見つけられなくなりした。
    絵もきゅんとできる格好良さと可愛さがあって、キャラクターが成人済みの大人で、社会人向けの恋愛少女漫画というのが本当に少なくて。
    社会人やアラサーアラフォー向けの恋愛漫画は他にもありますが、絵の系統がシンプルなタイプ(凪のお暇、七つ屋、逃げ恥等)ものか、尖の強め・派手さ強め(ジョージ朝倉先生系)のものばかりになってしまって、お話は楽しく読めても、「かっこいいな、美人だな」という風に絵柄込みでトキメくことのできる作品は本当に少ない中で、一井かずみ先生の作品はお話も絵柄も本当に素敵!!!

    今回も抜群の面白さ。
    ヒロインが恋をしたことがないという設定も、近年の傾向が反映されていて、まだ1巻なのに惹きつけられる魅力があふれていて、しっかり感情移入しながら夢も見られて、お話の世界の中に入れました。

    更に良いことに、男の人の絵柄がまた大人の色気のあるものになっていて、もう本当に素晴らしかったです。
    それがわたしはとても嬉しかったです。
    今作の巻末に収録されている番外編の前作・きっと愛してしまうんだ は、お話は今までとまたちょっと違う角度からの始まりと、今までのキャラクターとはタイプが違って、大型わんこ系の男性(実は頼りになる内外共にハンサムくん)に、キリッとしたバリキャリ美女(実は人付き合いが苦手で内気で繊細な可愛い女性)のお話。
    ストーリーは終始楽しく読ませて頂いたのですが、
    男性陣の皆さんが話数を重ねるごとに、これまでよりもお目目くりくり、わんこ系の愛らしい描き方になっていて、大人の色気が減ってしまっていました。
    なので1巻の時のビジュアルが一番好みで、だんだん可愛らしくなっていく男性陣の見た目に、少し寂しく思っていました。

    ですが今作は、少女漫画系の美麗さはそのままに、切れ長の瞳の大人の色気満載の、どうせもう逃げられないの頃に近いものに…!
    それが本当に嬉しかったです。
    わたしは少女漫画のキラキラ感は残しつつ大人なシュッとしたイラストが好みなので、全て通して好みの大人向け恋愛漫画は本当にわずか。
    そんな中で、一井かずみ先生は本当に共に素晴らしいので、これからも読み続けます。
    こちらも是非とも長期連載になりますように!
  • LOVE×プレイス.fam

    箕野希望

    これで終わり…?
    ネタバレ
    2019年11月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵も綺麗、話もそれなりに面白い、キャラクターも良い、ときめきは充分。

    だけど、待って、これで終わり?
    絶賛するレビューが多くて突っ込んでる人の方が少ないけど、すごく中途半端な終わり方じゃない?
    友達とはあの後再会してないし、リーダーの過去に色々ありそうなのを匂わせるだけ匂わせて、何も明かされなかったけど、そこすごい重要じゃないの?
    昔誰かが亡くなったことがきっかけで、その誰かにキホが似ているっている伏線はどうなったの?
    もしかして打ち切りか何かで回収しきれなかったのだろうか。

    確かに良いところはたくさんあるだけに、最初の方で散々匂わせてた物語のキーになるような部分が無かったことのように放って置かれてることがすごい違和感で、急に陳腐に感じた。
    この展開で納得できるのって未成年くらいだと思うし、未成年でもしっかりしてる子は気がつくと思うくらい変だと思うのに、20代30代の人もあまり気にしていないようで、すごく不思議。

    似ているから仲間にしたという、その似ている誰かとの過去は絶対重要な展開だと思うし、作者もそのつもりで匂わせていたんだろうから、それが明かされないで結ばれてハッピーエンドでおしまいというのは消化不良。
    そしてもう一度言うと、身を呈しても守ろうとした友達はどうなった?1ヶ月後には会えるんじゃなかったっけ?
    そんな大事な友達とその後会わなくていいもの?
    私が見逃しただけなのかな…と不安になるほどあっさり終わっている。
    これは是非続編なりで回収してほしい。

    ただ、絵もすごく綺麗だし、展開もときめくし、面白い作品だと思う。
    個人的にはキャラクターも展開も、同作者の恋と弾丸よりも好みだし、こちらの続きを書いてくれる方が読みたいと思うくらい魅力があった。
  • Love Jossie GAME~スーツの隙間~

    西形まい

    あまりの進まなさにびっくりした
    2018年9月8日
    いよいよここから物語が動き出す!というとてもいいところで随分と長い間新刊の配信がなく、待ちに待った新刊で急いでポイントを購入して新刊購入したのですが、正直、え?これだけ?!という感じでした。
    短い、そして中身がなかった。
    桐山くんはほぼ台詞がなくて、ご想像くださいとばかりの表情演出のみ。
    キャラクター的にそうしているからだとは言え、綺麗ですが元々表情に温度のない絵なので、なに考えてるかわからないなという、意味深を通り越したものがありました。
    なんというか、平面的というか、深みのない感じ。
    無表情、感情が読めないキャラクターだとしても、他のキャラクターで、線に温度が感じられてもいいと思うのですが、うまいし綺麗だけど伝わってこない歌と似たような感じです。
    それが好みの分かれるところだとは思いますが、わたしはなんだかんだ面白く読んできました。

    でも散々待っただけにこれはちょっとどうかなーと思います。
    ここまでを一気読みされる方にはそんなに気にならないのかもしれませんが、ずっと配信を追いかけて読んでいる人には、とにかく話がなかなか進まない印象だと思います。
    お話自体は面白いと思いますが、如何せん、短いし配信頻度が少なすぎる。

    また次回までにものすごく時間が空くのかと思うと、やっと配信されても話は短いし進まないしとなると、買い続ける気力が削がれます。
    お忙しいのかもしれませんが、連載する以上、読み続ける読者の方も考えて、作者さん側にはその辺を少し考えて頂きたいです。
    都合でお休みされることはあると思うけれど、
    今回は散々待ったあとなので、2話続けて配信するとか、そういう工夫をして欲しいですね。
  • 赤髪の白雪姫

    あきづき空太

    騙されたと思って読んで見て欲しい。
    2018年5月16日
    わたしは絵が美しいものが好きなので、あきづき先生も勿論作画がとてもお上手で美しいのですが、人物の顔が比較的あっさり素朴でほんわかしたテイストなので、そういう美しさではなく、みつきかこ先生や最富キョウスケ先生持田あき先生紺野りさ先生などなど…見るからに少女漫画なかっこいい!!でも幼児ではなく大人っぽい美しい!というものが好きなので、ランキング上位でも当初は手をつけることがなかったのですが、一通り好みの絵柄や話を読み漁り、他にも何かないかなと人気らしいから試しに読んで見るかなと思い1巻を購入。
    見事にハマり、即日、既刊分すべて購入し、新刊が出るたびに発売日に購入しています。
    ストーリーが本当に面白いし、気を抜いて読んでいるとうっかりほろっと泣いてしまうこともあります。
    好みじゃないかなーと思った絵柄も、ほのぼのしているだけでカッコいいし美しいし、本作だけではなく今ではすっかりあきづき先生のファンです。

    人との絆や信念などが眩しくて、こういう関係っていいな、こういう人になりたかったなと憧れてやみません。
    もうアラサーのいいおばさんですが、若い頃に戻れるならわたしもこういうひたむきさや真っ直ぐさを持って、その先に一生の絆で結ばれる仲間に出会いたいものです。

    もう向こう10年ほど続いて欲しいほど大好きなので、10巻あたりの柱で、折り返し地点はすでにきたかなと仰られているのが気が気ではなく、どうかまだまだ連載が続きますようにと祈っています。
    漫画連載にはよくあることですが、この作品も読み切りから続編が出て、その後連載が決まったお話なので、当初から全何話と決まっているわけではないようだし、人気になればどんどん長寿連載になるものだから、当時の時点ではもう折り返しあたりかなと予想していただけで、現在はまたゴール予想図も変わり、そうではないのかもしれませんが。いやぜひそうであって欲しい。
    あと20巻くらいは続いて欲しい。

    でもそう考えるとつくづく漫画家さんたちはすごいなと思います。ドラマのように始めの段階で尺がわかっていての構成ではなく、単発ものや短い連載のつもりが反響次第で続編となり話が長くなってもネタ切れや辻褄が合わないということがなく、まるで初めからそれが想定にあったように話が膨らみ伏線もちゃんと繋がっているし、頭の中どうなってるのかしらと尊敬します。
  • 僕の家においで

    優木なち

    え…?
    2017年12月2日
    ごめんなさい、わたしには受け付けませんでした。
    評価が高いし、絵も綺麗で可愛らしかったので以前も一度無料分を読んだのですが、引いてしまってやめました。
    ですが相変わらず高評価、続編まで出てるとのことで改めて読み直してみようと思い、またしても無料分を読んで見ましたがやはり一巻で撃沈。
    どこがそんなに面白いのだろう…という感じです。
    漫画や小説なんてものは夢見がちで現実離れしていてあり得ない展開だということは重々承知していますし、二次元だからこそ、そういうあり得ない夢のある御都合主義展開が好きですが、これはあまりにもあり得なさすぎる。
    リアリティがないからと言うと、いや漫画なんてリアリティがないものと言われてしまいますが、これはもはやそういうレベルじゃないです。
    夢のような理想を盛り込みすぎて、あまりにあり得なくて、幼稚にさえ思えてしまうし、もはやギャグかと笑えてきてしまいました。
    そしてヒロインのネガティブさと天然ピュア設定が個性を通り越していてむしろ痛いし酷いし、これが更に物語に入れない要素になっています。
    うまく表現できませんが、とにかくあり得ないづくしです。あり得ない展開に夢があるものだけど、ここまでオンパレードだと、ないない、これはないわと冷めてしまいました。
    ヒロインの相手役が高スペックだとか、ヒロインに激甘だとか、ときめき展開やシンデレラストーリーは確かに魅力的ですが、塩梅は大事だと思います。
    現実にも夢が持てるくらいの、ちょうど良い夢のある展開ならいいですが、こんなことってある?こんな人っている?いやいやいや…というツッコミどころ満載です。
    この幼稚なほど都合が良すぎる設定は、りぼんだからなのか?でもりぼんでも面白いものはあるし…

    とにかく人気の理由がわかりませんでした…。
    夢のある要素は有難いですが、それを楽しく受け入れられる説得力と構成力が欲しいです。
  • 一礼して、キス

    加賀やっこ

    特別編がひどい
    2017年11月23日
    7巻までは絵も色っぽくて素敵だったのですが、特別編がもう本当にひどい。
    それ故に星は2つになりました。
    どうした?!!!と思わず叫びそうになるくらい絵が幼稚化していて、それたけでなく頭身とかバランスとか…正直に言わせていただくと、とてもプロの先生とは思えないほど下手になっています。
    これ本当にご本人が描いているのかと思わず疑ってしまうくらい、7巻までと違います。
    あの色っぽさとイケメンがどうやったらこういう方向に退化するのかわからない…
    絵と同時にお話もつまらなくなっていて、正直がっかりです。
    特別編が出て意気揚々とポチッとしましたが、レビュー読んでやめておけばよかった…。勿体無いことをしました。
    これから読む方は7巻までになさることをお勧めします。
  • きっと愛してしまうんだ。

    一井かずみ

    穏やかな感じが好ましい
    2017年11月16日
    さすが一井かずみ先生、大人が主役の恋愛少女漫画はお手の物だなぁという印象です。
    前作は重いテーマもありましたが、今作はこれまでのシリーズの中で一番穏やかなお話じゃないかな?と思います。
    ふわっとした空気感が魅力的です。
    ただご本人も柱などでおっしゃっている通り、一巻の頃と最新刊の頃では随分と顔が違います。特に男の人が、だいぶ幼くなりました。
    女の子のタッチはさほど変化ないのですが、男の人は今までの一井かずみ先生が描いていた素敵だったところが半減された感じです。
    今作の初期や前作の頃に比べて、キャピッとした少女漫画感を増しているというか、目がクリクリと大きくなっていて、可愛すぎてます。
    最初は今回のお相手役が今までのキャラクターの中で一番人懐っこくて少年ぽさがあるので、その描き分けなのかなぁとも思ったのですが、大人な主任のお目目もくりくり。
    一巻の頃の方がすっきりしていてかっこいいです。
    その点は出来れば前のタッチに戻って欲しいなぁ…と思います。
    このままどんどん目の割合が大きくなったりキラキラしたり、丸くなったり…とにかく目がクリクリ大きい、いかにもな少女漫画タイプに逆戻りで変わっていくのはとても嫌です。
    一井かずみ先生の描く男性は大人っぽくて、切れ長の目というか…キラキラしすぎていないところが素敵でかっこよくて色気があったので…
    向坂さんも加藤さんもとてもかっこよかったし、初めの頃の谷地くんもとても素敵だったので、あの感じは失わないでほしいです。とにかくこの子供っぽさのある丸いお目目が元に戻ってくれることに期待。
  • 千秋センパイの言うとおり

    三月ソラ

    え…?
    2017年11月13日
    絵も可愛い方だと思うし、ときめかせようと頑張ってくれているのはわかるのですが、常にどことなく違和感というか今ひとつ臨場感がないというか。
    なんとなく、強引というか、無理くりな感じが否めませんでした。先輩がなんでも問題を解決してくれるスーパーマンすぎて、それに裏付けがないのでその解決の仕方もちょっと説得力が足らないので、ヒーローだから美味しいところ持っていく展開になっているという感じ。
    それと、なんで先輩はヒロインを好きになったんだ…?最初から好意を持ってた感じになってますが、悪い子じゃないのはわかるけど、ここまで惹かれた理由がまるでわからないまま終わりました。
    もう少し構成に違和感なくなるといいと思います。
    この作家さんの今後に期待ですね。
  • 明日の3600秒

    紺野りさ

    まだこれから、という感じ
    ネタバレ
    2017年11月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。
    作者さんの描く男の子キャラクターが毎回好きすぎて、今回も見事なイケメンでした。
    前作は明るい活発な女の子がヒロインで素敵でしたが、それ以前のヒロインは割とうじうじ系だったため、今回戻ったら嫌だなと思っていたら、胸君同様今回のヒロインもさっぱりして朗らかな子で好感が持てるキャラクターで、相手役はもう本当に文句なしにかっこいいです。

    胸キュン要素もちょこちょこと適度にあるので、次巻がいつも楽しみです。
    今回の作品はただのラブストーリー、ラブコメではなく、タイムリープが絡んでくるファンタジー要素があります。そのため今後の展開は少々不安。題材がタイムリープなので、これはきちんと納得させられるだけの謎解きに着地出来るのかが心配なところです。
    ラブストーリーだからと、そこを適当におさめさせてしまったら、あっという間に駄作になってしまいます。
    わぞわざタイムリープを扱ったことが吉と出るか凶とでるか…今後の展開次第といったところです。
    あとは3巻ラストのハグは、ちょっと強引すぎたかなー…2人の関係を進展させるための一手なのかもしれませんが、ちょっと脈絡がないというか、読者置いてけぼり感がありました。
    この作者さんはとにかく男の子キャラクターが素敵で見所なのですが、たまに舵取りが力技な時があるので、今後そういったところがなくなれば、より素敵な作品になるんだろうなと思っています。
    正直今の所は胸君には遠く及んでいませんが、今後に期待を込めて星5つにしました。
  • 世界で一番悪い魔女

    草川為

    さすが
    ネタバレ
    2017年11月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 安定の面白さです。
    やっぱお前かー!!という第4巻。フラグはたっていたとは言え、教授命っぽいのでなんとなく悪い人じゃない気がするのですが、今後どうなることやら…。
    草川先生の作品は、全体的にあたたかさが必ずどこかにあって、嫌な人がいなくて、しっかり作り込まれているけど難しくなくて、疲れている時にも楽しく読めるものが多いです。
    要所要所に胸キュン要素もあって、それが強引ではなく読者の気持ちもちゃんと乗っかることができるテンポと構成なので、気持ちの変化や流れを物語のキャラクターと一緒に感じられるというか、じわじわと味わうことが出来ます。
    深読みしすぎてあれこれとつついてしまいがちなわたしが、あまり考えずにただ楽しく読ませてもらえるので本当にワクワクと読み進めています。
    なんでそうなる?と、モヤモヤしなくていいので、読後感も爽やかですし、あれこれと思わなくていいだけ隙なく面白い。
  • 毎日キスしていいですか?

    はつはる

    ちょっと恥ずかしい
    2017年11月12日
    男の子キャラクターのビジュアルは本当に素敵なのですが、凪生の服のセンスと持ち物のセンスが悪すぎる。スカル柄のタンクトップと結構なダメージデニムとヒョウ柄のバスタオルて…それがオシャレなイケメンだと思って描かれているならかなり残念です。本人のビジュアルキャラにも合わないし、なんというか、一昔前の派手なヤンキーっぽい…。
    それとひたすらイチャコラしているだけな上に節操がない。これは大事にされている感もちょっとない。
    対してもはやギャグの扱いになっているものの、あたちゃんはいい味出しているし、服装含めビジュアルもあたちゃんの方が素敵です。

    前作は打ち切りかと思うような終わり方は気になりましたが、それまでは程々に面白かったので今回も期待したのですが、作画も薄めでふわふわしていて細かくなっていて見にくいし話も上記の通りなので、次巻からは読まないと思います。
    というか最近の少女漫画は無意味に毎話ラブラブしてるだけの話が多すぎる…そして無駄にエロ要素をいれすぎている…それが逆にときめかないです。
  • なまいきざかり。

    ミユキ蜜蜂

    笑いあり涙ありときめきあり
    ネタバレ
    2017年11月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 女の子の絵柄はあまり好みじゃないんですが、男の子が抜群にかっこいいです。
    そして、ただのラブコメではなく、部活仲間の絆も描かれていて、思わずうるっときてしまうところもあります。
    恋愛要素だけだと停滞してしまうところがあると思うのですが、部活や仲間との絆にも焦点を当ててストーリーが進んでいるので退屈することなく面白く読み進めることができます。
    あぁ、学生の時ってこうやっていろんなことに一生懸命だったな、と感慨深いです。
    マネージャーと部員の絆がすごく素敵で、どのキャラクターもいい味を出していて欠かせない存在なので、3年生が引退してしまった後、更には卒業してしまうのは寂しいです。
    まだしばらく終わらずに続いていて欲しいなぁと思う作品です。
    いいね
    0件
  • 素敵な彼氏

    河原和音

    おもしろかった
    2017年11月8日
    話はおもしろい、ときめきポイントも充分です。
    だけど、相手役の男の子の顔が…なんというかねっとりしているというか…ちょっと気持ち悪いというか…ヘビっぽいというか…。
    そのせいで初めの方はなんとなく抵抗がありましたが、キャラクターの中身はかっこいいのでいつの間にか全巻購入していました。
    続きが楽しみです。
  • 胸が鳴るのは君のせい

    紺野りさ

    好きです
    ネタバレ
    2017年11月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 紺野りささんの描く男の子の絵が好きで読み始めました。絵柄もキャラクターもお話も、とにかく好きです。
    全体的に爽やかでスッキリ読めるけど、しっかり胸キュンときめきポイントが織り込まれていて、有馬のイケメンぶりにやられました。
    全5巻と短いながら、友達から好きな人として意識していく過程も丁寧に描かれているので、モヤモヤせずにすとんと話に入っていけます。
    つかさのカラッとした性格もとても好感が持てるし、なにより有馬がかっこいい。何気なく守ってくれるところも、軽口をたたいてくるところも、なにもかも絶妙なポイントをおさえています。
    こんな青春過ごしたかった、高校生に戻りたいなと思わずにはいられないときめきです。
    長谷部くんもかっこよくて、憎めない人の良さがあり、ついつい長谷部エンドもいいなと思ってしまうくらいです。
    長谷部ターンがもう少しあっても良かったような気もするのですが、結局最後は有馬ならこれくらいあっさりしている方が、読み手もどっちがいいかなと悩まなくて良いので(笑)良かったかな。

    ただ、初めは全5話の予定のお話だったせいか、まゆちゃんの件は少し抵抗がありました。強引に波乱を産もうとしたというか…傷については特にオーバーな設定というか。短い中で波をつくるためには、さっさとわかりやすいライバルが必要になるのはわかるので、ありがち且つ少し行き過ぎな現実離れした設定になるのは仕方ないのですが、その後全5巻まで続いたお話となると、その序盤のライバルとお相手役の過去が、ここは無いなという部分になってしまいました。
    でもそれは初めの連載予定と変わってしまったために生まれた構成の難だと思うので、仕方ないと思います。
    連載が決まってからのその後の展開はしっかりしているので、感情移入しながら、胸キュンしつつ楽しめます。

    あとは最後が慌てたというか、話数が足りなかったのか?という感じで無理やり終わってしまったような印象ですが、番外編が別紙にあるのでそちらを合わせれば解決するかな…。
    その後の2人も読みたいなーと思ってしまうので、またいつか番外編を描いて欲しいです。
    いいね
    0件
  • 王様に捧ぐ薬指

    わたなべ志穂

    うーん…
    ネタバレ
    2017年11月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が美しいのが魅力的ですが、両思いになってからは特に、一話完結みたいな感じで毎話似たような話なので、読んでいても今ひとつ盛り上がりに欠けてハマりません。
    そっけない旦那さんの気をひこうとして失敗してすれ違う、または何気ないことで誤解やすれ違いで揉めて、思いがけないところで気持ちを確認して仲直りして…を毎話繰り返している感じです。
    毎話ラストは結局いちゃいちゃしているのですが、いかんせん本当に似たような展開ばかりでマンネリ化しています。なので、引き込まれるものがあまりないというか…。
    お母さんの問題だけは伏線を張って引きずっていますが、それだけでは連載物の面白さではないというか…
    高評価の割に話はつまらないというのが正直な感想です。
    気持ちが通じ合うまではそれなりに面白かったのに残念です…。
    美しいイラストは見所なので、美しいキャラクターがラブラブしているところが見られれば満足という方には良いと思います。
    ですがやはりわたしには、この高評価は疑問です。
    ドキドキしたり、ハラハラしたり、きゅんとしたり、そういうことがあまりなく、短い一話に毎回同じ展開を盛り込んでいるため、あっさりとしています。
    暇つぶしに読もうかな、という程度です。
  • ラブファントム

    みつきかこ

    甘い、それにつきる
    ネタバレ
    2017年11月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ みつきかこ先生の作品が好きで、こちらも購入したのですか、どの話もひたすら甘い展開なだけなので全巻購入してまで読むほどの面白さをあまり感じられませんでした。
    確かにかっこいい。長谷さんはかっこいい、そして百子も可愛いし、嫌なキャラクターが出てこないところも好ましい。ですが、甘すぎる。そしてほぼ毎話大人シーンもありますが、それしかないのか…?と、ここまでくると返ってときめけません。
    みつき先生の作品の中で一番長い長編になるので、もしかして長期連載は得意ではないのではないかな…という印象です。全2巻くらいまでのお話だとどれも面白いのですが、6巻まで続いている中で毎話甘々しているだけなのでお腹いっぱいです。
    暇つぶしに読もうかな…くらいで、次巻を楽しみに待つということはない感じです。
    ひたすら甘いお話を読みたい方、大人シーンやラブラブシーンがあれば満足な方は、絵も美しいしキャラクターもかっこいいので好きな作品だと思います。

    お話とは直接関係ないですが、わたしは作者さんのSラブが1番好きなのですが、もものお姉ちゃんは現時点で何歳なのだろう?ワナラブ時点では25歳なのだからそれより上ですよね。となると、カナちゃんがもう40超え?!そして隆美も名雲も長谷さんと同年代とは…いやはや、あの3人ならアラフォーでも長谷さんクラスに若々しく美しいとは思うのですが、歳とらないで美しくいてくれないと、ちょっとさみしい。笑
    またSラブの番外編とかみたいなぁ。
  • めぐる架空亭

    草川為

    作者さん作品好きにはおすすめ
    2017年10月22日
    むかし、この作品をたまたま手に取ったことで、以後も草川作品にハマるようになりました。
    10年ほどは昔の作品だと思いますが、草川さんのお話が好きな人には読んで損はないどころか、既に草川ワールド全開の、ほんのりの切なさはありますが、良く構築された、コミカルで明るくなれるお話です。
    僕の棺で晩餐を、が切ないお話ばかりで少し暗い気持ちを引きずってしまうため、普段のワクワクの草川さん作品を求めて購入すると物足りなく感じるのに対し、めぐる架空亭はサラッと楽しく読めるのでまだ読んでいない方はぜひ。
    いいね
    0件
  • 宇宙を駆けるよだか

    川端志季

    内容が深くてよかった。
    ネタバレ
    2016年10月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人はまず見てくれという、自分ではどうしようも出来ない部分でふるいにかけられ差別され歩く道が変わってしまうという、リアルな問題を捉えていてとても面白いところに目をつける、構想力のある漫画家さんだと思いました。
    テーマが割と重いのに、その捌き方が上手いので暗くならずにむしろ温かい気持ちを持たせる運びになっていて、それもとても素敵でした。
    容姿と というのは、男の子にも大切ですが女の子の方がより重要視される部分が現実にあると思います。
    でもあゆみが、愛されてきたのはそれだけではなくて、その心持ちや言葉遣いなど内面的なものも当然大きくて。でも難しいのが、それだけの内面の可愛さや素直さいっぱいに育つことができたのは、美貌を持って生まれたことも大きいと思います。
    見た目で酷な扱いを受けるという環境に育たなかったので、人と比べて容姿での劣等感を感じることやそれによって傷つくことがなかったことは、あの純粋な優しさのまま育つ理由として大きいと思う。
    見た目は内面の魅力の育ち方にも影響を与えてしまうから、容姿はやはり関係ないとは言い切れない。
    でも、あゆみと入れ替わったあとの然子は、沢山あったニキビがなくなり綺麗な肌になっていて、表情も明るく言動も可愛らしかった。そうすることで周りの印象も変わってくるし、例え劣っているとしても、自分にできる前向きな努力はやってみるのとみないのでは大きく違うのだということが上手く描かれていました。
    そして、どんなに見た目が愛らしくても、内面が伴わなければ醜くなってしまうということも。
    よくぞこんな発想ができたなという、ただのラブストーリーでは終わらないメッセージ性がとてもよかったです。
    ただ、序盤から全てはあゆみのためだったとしても、やはりわたしは火賀くんでなかったことが大きな不満。
    あれだけまっすぐに支え続けてくれて、矢面にたってでも守ってくれる人は中々いないし、解決策を見出したのがしろちゃんだとしても、それは頭の回転や発想の転換力の違いだから気持ちの強さなんて関係ないし、何があっても安心できるだけ愛してくれる人が一番だと思うのです。
    だから、相手がしろちゃん、という点が本当に不満。笑
    それから全体的に綺麗な絵ですが、特に男性の横顔がなぜか微妙。
    今後横顔も素敵に描いてくれるようになると嬉しいですね。
  • 十二秘色のパレット

    草川為

    その後の番外編が欲しい!
    ネタバレ
    2016年9月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とっっても良かったです!
    ほのぼのとした世界観と、悪役のいないところ、そしてヒロインが純朴で活発で、なよなよしくないところ、ジャンのように美青年ではないものの、さりげなくきちんとイケメンな先生。
    すべて素敵でした。
    作者様のお話はやっぱり最高だなぁと、ますますファンになりました。

    龍の花わずらいのようなヒロインの周りを素敵男子が囲っているというオプションは、それはそれはトキメキますが、やはり誰派になるかで結末に多少の寂しさを覚えてしまうもの。ですがこれは素敵キャラはふんだんに現れましたが、ヒロインのお相手は終始1人だけで、先生の格好良さに匹敵する人はおらず揺るぎなかったところ、悪役不在というよりも主要キャラクターに傷がつかなかったところが読後感をさらに良いものにしてくれました。

    壮大なお話には戦闘もつきもので、そこに傷や別れはつきものですが、やはり相手が素敵様だとモヤっとしてしまうのも仕方ないところ。
    それに対してパレットは、ほんわかした温かい作品で、けれどもマンネリや飽きもさせずコミカルで優しいお話で、とても素敵でした。違うのは違うけれど、三雲と八潮と同じ匂い。
    こちらも是非紙媒体でもゲットしたいなぁ、絶版だなんてもったいない。

    ですが、せっかくのハッピーエンド!
    正式にくっついてからのラブな場面がもう少し欲しかった!
    あわよくば家族になるところを描いて欲しかった!
    でもそんな贅沢は言わないので、とにかくあと一押し、幸せな2人のお話が読みたかったなぁと思って、少し物足りないので星一つ減らしました。

    またいつか何かのコミックスの中に、番外編としてちらりとその後を拝めれば、文句なしの星5つ。

    作者様のお話はどれも大好きですが、花わずらいか、パレットかというのは好みでしょうね。
    読後に残る切なさが少し苦手な私はパレットや八潮、架空帝のほうが安心して幸せ気分に浸れます。
    それにしても脇を支える鳥たちがとても良かった、あんな相棒ぜひほしい。
  • 龍の花わずらい

    草川為

    面白かった!
    ネタバレ
    2016年9月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様のファンで、作者様買いです。
    2人のイケメン許嫁という、おいしい設定にどっちも選べない…!と思わず悩まされました。どちらも異なる魅力で捨てがたいですが、わたしはクワン派。
    お話もただの恋愛ものではなくて、勢いよく進み、コメディ要素も満足。
    結末も納得できるもので、そして、よくある報われなかった方に新しい想い人だとか国を去るだとかいうことがなく、今後もヒロインの傍を守り続けていく感じがとても良かったです。
    が、腕だけは元に戻して欲しかった…!
    ただでさえ左目というハンデキャップもあり、剣士なのだから利き腕は必要ですし。
    そこまで背負わせんでも良くないか、と思ってしまいました。
    今後守り続けて行くのなら尚のこと、いつか宝珠で戻して欲しいものです。宝珠の力をそこで使わず、なんのための効能(?)か…!と思います。

    そして、もう少しはっきり、クワンの気持ちがシャクヤにあり、アマランスが全てにおいてシャクヤに負けてしまったことを描いて欲しかったなぁ。アマランスには情、シャクヤには愛があったと間接的にはわかりますが、あのキスシーンが本当にいらなかったなと思います。なぜ必要…?あれが心身ともに別れの挨拶のためと、うしろめたさからということはわかるけど、それがキスである必要がわからない。
    あれでは、これまでのシャクヤへのものとの違いが描けておらず、最後がアマランスとなると彼女の方に想いがあるようになってしまう。アマランスへのシーンがあるなら、シャクヤにもこれまでしないで欲しかったなぁ。
    そうしたら逆に特別すぎて手が出せないという意図にもなるのに…。
    なので、クワン派のわたしとしては、愛していたのはシャクヤだということをもう少し分かりやすく欲しかったので、あれは頂けないところでした。

    苦しさを共に乗り越えたアマランスが大切なことはわかりますが、あれではどちらにもよろしくない。気持ちがどこにあるのかを、濁して描きすぎているのが残念です。
  • 男の子には秘密がある

    薫原好江

    色っぽい。
    2016年7月14日
    なんせキャラクターの画風が素敵すぎる。
    少女漫画において絵の素敵さ、麗しさは絶対条件ですね。
    それにしても、本当に素敵です。
    番外編の収録順がややこしいのが、あれですが、どのお話もトキメキ度満載でした。
    お話が短いのですがきちんと構成されてあるので、物足りない〜という文句はありませんが、何せ素敵だったのでもっと読みたかった!続きほしい!という良い意味での物足りなさというか、もっともっとと欲が出ました。笑

    一見、ほんのり妖しさというか、くらさというか…を感じる画風ですが、お話が思いの外甘めで、けれどほんわかしているシーンもあるので、その画風がむしろ色っぽく魅力的な良い部分だけを残し、変なドキドキがなく読後感も良いです。

    この人の恋愛ものをもっっと読みたい、出来れば長編でみたい。この番外編なんかも見たい!と、ものすごく思います。
  • ヒレントリップ

    あなしん

    なんだかもやっと。
    2016年7月14日
    春待つ僕らが良いので、作者様買い。
    お話としては少し未熟さが否めませんでした。
    なんせ、浅い。物足りないなぁと思う作品は他にもありますが、あまりにも物足らなさすぎる。読後のすっきりや、ハッピー感があまりありません。
    満足感がないというか…
    この後単行本一冊分くらいのお話が続いて丁度くらいだと思います。

    こちらの作者様は絵は素敵なのですが、このお話だけでなく他のお話も急に進んで終わるので、本当に物足らなさが凄い。
    春待つ僕らが今のところ良いだけに、あちらもこのようにならないといいなと思います。
  • 好きにならないよ、センパイ

    はつはる

    全体的に物足りない
    ネタバレ
    2016年7月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全体的に絵と雰囲気がとても良い。絵が綺麗でバランスが良くて、ストーリーにも変にツギハギ感や段差がなくすんなり入れるので良いと思います。
    尚且つ相思相愛ハッピーエンドなので、そこは良かったです。
    基本的にお話作りと画力含め上手な方なのだと思いますが、今ひとつラストが盛り上がりに欠けます。
    初めのドギマギ感はどこへやら。
    先生とのことも、よくわからないまま終わり、なんとなーく流れで経緯はわかるものの、その点についてももう一押し欲しいです。
    和臣に関しては、3年も思い続けた割にさらっとしているので、そここそうやむやで良いと思います。
    その分、センパイと育ちゃんにもう少し焦点を当ててほしかった。くっついてからの糖分不足というか、ほのぼのは素敵ですが、もう少し糖分がほしかったのは確か。
    最後に番外編でその後の2人でも収録されていればまだ気持ちよかったかも。
    くっついてからが駆け足気味でさっさと卒業してしまったことや、話数が少ない中でなんとか波乱も含めようとしてしまったのが、あの話数では必要なかったと思います。尺の割にいろいろ詰め込みすぎたため、全部あっさり進む。だから、波乱も盛り上がらないし、糖分要素的にも物足らないしというどっちつかずな展開。
    そこで修羅場ぶっこむより、それなら先生の問題をスッキリさせたほうが面白かった。
    終盤では全く友達や部活仲間に焦点もあたらないので、存在の扱いが少し大雑把。
    脇の回し方は少し残念です。
    絵と主要キャストのキャラクターが魅力的なだけに、このいろんな点において微妙な物足りなさが非常に惜しい。
  • 曇天に笑う

    唐々煙

    出会えてよかった
    2016年7月9日
    出会えてよかったと思うほど好きな作品です。まず恐ろしく絵が美しい。物語の内容もきちんと練られていて、疑問点はいくつかあるものの、抜群に引き込まれ楽しめます。
    なにより、曇天火という存在がかっこよすぎる。空丸の懸命な姿や宙太郎の愛らしさも良いですが、天火は群を抜きすぎる程に素敵な人です。言葉の一つ一つに愛があり、透明な強さがにじみ出ていて、何度も泣かされました。今後、これ以上に素敵な人には出会えないなと思うほど、とんでもなくかっこいい人です。