このレビューはネタバレを含みます▼
無知は罪とは思うけど、ヒロインが悪行を尽くした皇后の姪ということで憎まれるのも仕方ないとは思うけど、ヒロインに向けるには筋違いじゃない?と思う恨みも。
例えば、先帝に恋したヒロインが、「結婚するならあの方じゃなきゃ嫌!」と我が儘を言ったならともかく、それぞれ許嫁と結婚することに納得していたし、歌妓の妹を殺された宦官にしても、恨むなら妹を妬んで喉を潰した同業者を恨むべきだろうし。
憎悪に狂ったとしても、皇后本人でもないヒロインを何百回と処刑できるのは、そちらのほうが恐ろしいです。
ちょこちょこ出てくるモブみたいな武官のように、まともな見方をできる人がいるのは、読んでる上でも救いです。