このレビューはネタバレを含みます▼
(BL小説)
アニキに惚れたコミカライズ二作品『たかが恋だろ』→『愛想尽かし』の続編小説は、前科持ち二人 アニキ(椹木)×柊也の約15歳差恋人のその後〜
前作と重複する馴れ初めムショ時代を柊也視点で読めて◎
紆余曲折を経た同棲生活も、不遇育ちの野良猫柊也の愛も人も信じられない姿が危うくて切ない。
愛を学びながら真っ当に歩き出したところ、事件の容疑者に。
こんな目に遭う柊也が可哀想だったけど、過去と向き合い過去を清算し愛を知るには、このくらいの衝撃がアノ柊也には必要だったかも…と思える納得の展開でした。
1作目で脇役だったアニキに惚れた'情が厚いオトナの男'の魅力を存分に、母や父のようなブレない愛情に感激◎
本当イイ男( *´艸`)
そのアニキの欠かせない存在となったのが柊也で良かった。
悲しい別れとなったアノ男の事を支えて行くのだろうなと思わせる柊也の大きな成長にホッと◎
チラッと出た真君(1作目主役)の件も印象的◎
お気に入り羽隅組長もやっぱり好き〜◎
甘やかすだけの愛し方をしないとどの口が言うのかと思う程、
たかが恋に馬鹿みたいに振り回され溺愛するアニキの姿って、
纏めて読むと可愛らしいからたまらない(笑)
電子版ではユギさんの挿絵が無いのだけが心残り…