【文庫版イラスト&書き下ろし付】刑事に甘やかしの邪恋
高月紅葉/小山田あみ
このレビューはネタバレを含みます▼
インテリヤクザ 田辺 27才×組対(マル暴)刑事 三宅大輔 28才
「仁嫁シリーズ」と同じ世界観で、スピンオフと思っていましたが、初出はこちらのほうが早いそうです。「仁嫁」の岩下と佐和紀が出てきて存在感大です。メインよりも岩下をかっこよく書かれるのはどうかなと思いましたが、岩下の元で汲々とする田辺が哀れでより一層好きになりました。初めは無理やりですが、世話焼きの田辺に大輔はほだされていき、どこぞで不倫している嫁と大輔はまだ別れていないまま終了。別れないんかーい!小山田先生の挿絵がめっちゃ素敵でした。元々小山田先生の挿絵目当てに本を選んだりしていますが、この本の挿絵、いいっ!妄想が進む進む。電子版もありますが、やはり文庫版のこちらがオススメです。岩下が出張ってくるのがなんだかななんですが(「仁嫁」未読なものでゴメンナサイ)、挿絵がよいので星5で。
この本の内容は
インテリヤクザと甘い代償 (電子版に加筆修正)
baby step (書き下ろし)
刑事に甘やかしの邪恋 (電子版に加筆修正)
そして、恋を (書き下ろし)
あとがき
なので電子版との重複購入にご注意ください。
2019年1月 総254ページ 挿絵あり
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