このレビューはネタバレを含みます▼
ピッコマで外伝含む107話まで読破済です。そちらもまだ連載中。
よくある転生ものですが、前半は疾走感ありかなり楽しめます。50話くらいまでかな…?後半はちょっとグズグズ感が否めない気も。
以下ネタバレてます↓
公爵家の息子リアンドロが皇太子殿下ディエゴの代わりに呪われてしまい(これは秘密)、親からも誰からも愛されず13年くらい苦しみます。その後やっと愛を傾けてくれた皇女エレオノラのおかげで呪いが解けます。
が、結局エレオノラからも振られ、叛逆を起こしてギロチン刑に処されてリアンドロが死に、エレオノラとディエゴがハッピーエンドという小説を読む 真紀(主人公)。
そんな小説を読んだ 真紀(主人公)はリアンドロが可哀想で泣きながら眠ります。
そして翌朝。目覚めると小説の世界のリアンドロの家のメイドに転生している。リアンドロはまだ12歳くらいで邸宅内でも冷遇されており、イベリナ(小説の中に転生した真紀)はそのお世話係になります。
小説読破済みのイベリナはリアンドロの辛い状況を理解しているため、一緒懸命にリアンドロのお世話をします。そしてなぜかイベリナが皇女より先にリアンドロの呪いを解く。(なぜ呪いが解けたのかは謎。愛する心かな?)
呪いが解けたリアンドロは原作とは異なり4歳年上のメイドであるイベリナを愛するようになる…。(この辺りは愛に飢えたリアンドロなら当然の流れな気が)しかし、そんなリアンドロとイベリナの身分違いの恋を良く思わない公爵邸の執事や使用人からイベリナは邸宅を追い出されてしまう。
…3年後、体裁を整えたリアンドロがイベリナを迎えにくる。二人は幸せに暮しましたとさ、めでたしめでたし。ならよかったんですが…。54話くらいまでで綺麗に終わらせてくれたらワクワクして終われたかな…。
結局なぜ呪いが解けたのかは皇帝も知りたがるけど謎のまま終焉を迎える。色々謎のまま。
小説の世界に転生して先の未来がわかっていてもイベリナはそのことは秘密のままにするし、未来を変えようと好戦的に動いたりとかもしない。…どこまでもイベリナは受け身なタイプでリアンドロに助けてもらうばかり。
リアンドロがいるのに謎にロレンゾとか他の男性にボディタッチ多めの愛想を振りまくのでモヤモヤするし…前半の献身的な愛に対して中〜後半のイベリナは一途さに欠けて好きになれなかったのが残念。