金色の文字使い ―勇者四人に巻き込まれたユニークチート―
尾崎祐介/十本スイ/すまき俊悟
このレビューはネタバレを含みます▼
他の方のレビューにもありますが、主人公が勘違いをしていて、とにかくウザいです。
中世レベルの異世界なら、権力者に対する言葉遣い一つで、文字通り首が飛ぶ事は珍しくありません。ましてや相手が王侯なら、無礼な態度に憤った臣下に害されたり、敵に利する事がない様に処分される危険性を真っ先に考えなければなりません。
所が、主人公は敵対心を隠そうともせず、俺は今まで一人で生きて来たし、何処でも一人で生きて行けると、素晴らしい勘違いをして出て行きます。せめて、扶養者に守られた安全な日本ではなく、ブラックラグーンのスラムを生き抜く位してから、その自信はお願いします。
仲間達が主人公の噂を聞くシーンでは、特徴がないとのセリフに「おい、眼鏡、眼鏡」と、ツッコミました(苦笑)
全く関係ありませんが、昔、電車の中で「俺は世界が滅びても最後まで生き残る自信が有る」と、自慢していたバカップルの男を思い出しました(笑)
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