いとしい君に愛を乞う
」のレビュー

いとしい君に愛を乞う

宇奈月香/園見亜季

愛を乞うてました

ネタバレ
2022年8月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューを見て、気になりすぎて手を出したらいけない!と我慢していたのですが、読んでしまいました…。
宇奈月先生作品は、引き込まれすぎて心を抉られて暫く後遺症が残るので気をつけていたのですが。
前半戦で見事に抉られましたが、レビューで心構えが出来ていたので大丈夫でした。
すれ違い夫婦の話です。ヒロインがヒーローの冷たい態度に愛を諦めた所で、ヒーローが改心してヒロインに愛を乞い続けます。ホントになんでもっと早く改心出来なかったんかいと言いたいですが、ヒーローも完璧じゃなくて、プライドとか劣等感とか、色々なものが邪魔して、本当に大切にしなきゃいけない事になかなか気付けなかった。
ヒーローもヒロインも、言葉が足りなくて、すれ違い、誤解して、傷付け合いますが、そこが少しずつ解消されていくのは、とても良かったです。
個人的にレビューで地雷だった、『ヒーローがヒロインに振られて荒れてた時期に一夜の相手かいた(その中に友達もふくむ)』も、そこまで酷い表現ではなかったので、嫌だけど物語のスパイスとして読めました。
ヒロイン視点で考えると、関係を持ったことすら誤解だったとヒーローに思わせられてるかも知れません。策士だ。
(だって『愛しているのはずっとお前だけ』って言ってますもん)
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