華族令嬢は焦がれるほどの愛を刻まれる
」のレビュー

華族令嬢は焦がれるほどの愛を刻まれる

蒼磨奏/芦原モカ

ライトノベルというより近代時代小説

2022年8月4日
作家さん買いです。
大正時代を舞台にした前作「制服の恋情」でも感動しましたが、明治後半期を舞台にした今作も素晴らしかった!
流石の筆力で、物悲しい時代小説のような雰囲気がよく描かれており、懐が深く情熱的なヒーローの愛に包まれて徐々に心を開いていくヒロインの様子や、官能小説のような濡場シーン、軽妙でテンポの良い会話を重ねながら夫婦らしくなっていく過程も良かったです。
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