電波の城
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電波の城

細野不二彦

詩織の行く末が気になる

ネタバレ
2022年8月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻から21巻まで読んでの感想です。
1巻〜の前半部分では、詩織は謎多き女性。
ひたすら女性アナウンサーの頂点を目指し、スタッフや同じ女性アナウンサーまでもを手練手管で味方につけてのし上がって行く様を描かれています。
後半に入ってからは、それ迄のヤクザとのつながりや詩織の過去が徐々に明らかにされていきます。
それと同時に、詩織の周りも騒がしくなっていくのですが、この21巻では、御父様の大火傷の理由、少し前の巻での元信者の生き残りが偽者であると直ぐに詩織が理解出来た理由などが明かされています。
歴史に残る様な大事件の重要人物である詩織を巡り、当時から取材にあたってきた人物との対峙と最愛の父の衰弱により、詩織がかなり精神的にも不安定になっていってます。
これからクライマックスにむけてどの様に話が転ぶのか、最後まで購入した上で、その結末を見届けたいと思います。
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