このレビューはネタバレを含みます▼
こういった類いの有りがち展開で、最初は興味を引くけれど、だんだんつまらなく為るという……展開です。
前の問題が解消しないままに、次の問題が入り込んで来る展開なので、すっきり感が、ありません。迷走にも思える。
とりあえず主人公が追放なのに、隠れ住んでいます。が、隠れ住みたいのに、カフェを経営。うん、馬鹿かな?と、矛盾を感じますよね。
しかも。
後出しで魔法のスペシャリスト設定。
…………。
店を流行らせたら、逃げたい人から、見つかり易いと思います。それでも店をやりたい他の作品の主人公ならば、もっと賢くて、隠蔽魔法を使用しますよね。
店にかけるとか、自身の変装に使用してます。
こちらの主人公さんは、おつむ弱いんですね?と、思っても仕方無いかと。
魔法で隠蔽等使えない(設定だ)としても、偽名にしたり、容姿の特徴を変えたりと、本当に隠れ住みたい方々は苦労と工夫をしてますよ?
探せないくらい、遠い国に、移り住むとか。
ストーリーの展開上の都合でこうでも、説得力ある辻褄が欲しかったです。それ以上に周囲の人物も含めて、内面が浅くて、感情移入しづらいですね。客の獣人達の手のひら返しの態度、懐き具合も、如何なものかと。しっくりしません。
こんな中途半端なら、獣人の誰かとラブストーリーで、他の獣人も、それをきっかけとして気を許す、許していくとかでも良かったのでは?と、思ってしまいました。
大精霊やらなにやら出て来た辺りからのストーリー展開が「…………、なんだかなあ………?」で、興醒め気味です。
それでも試しに(?)4巻も買いましたが、更にひんやりと。次巻は買いたく無いですね。急に出て来た魔術師(師匠枠)も、要らんです。読んでるうちに、段々と、何のストーリーなのか、理解らなくなって来ます。
絵は可愛いと思ったのですが、段々作画も崩れて来てますね〜。デッサンはしっかりして欲しいところです。