琉球のユウナ
」のレビュー

琉球のユウナ

響ワタル

序盤は少し微妙ですが

ネタバレ
2022年8月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻の終盤くらいから徐々に面白くなってきて、あとはラストまで一直線です! (あ、完結おめでとうございます! とても楽しませていただきました)
ファンタジーな要素も含みつつ、基本は史実ベース。登場人物も(教科書だとほとんど見たことないですが)ほぼ実在の人物で、実際はどんな人だったかとても興味を惹かれ、思わず自分でも調べてしまうほど魅力的に描かれています。
また、審●者にはお馴染みのあの刀や、それにまつわる逸話も有り。自分は本州出身のため、詳しく知りませんでしたが、沖縄の古い文化を知る入り口にはとてもいいんじゃないかなと思いました。
と、ここまで堅苦しい紹介でしたが、ベースはユウナと真加戸の愛の障害物競走(言い方!)なので、そんなに難しく考える必要はなく気軽に読めると思います。
作者様が「元々読み切りで全1巻の予定だった」と言われてらっしゃるように、序盤とその後のテイストが少し違ってそこだけが本当に惜しいですが、概ね満足、他の方にも十分オススメ・紹介できる作品です。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!