JKハルは異世界で娼婦になった
」のレビュー

JKハルは異世界で娼婦になった

平鳥 コウ/山田J太

女性にもオススメできます!

ネタバレ
2022年8月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界モノの中では性描写の多い作品ではありますが、同時に女性しか知り得ない世界や女性だからこそ知ることの出来ない世界に圧倒されます。自分も初めは女性ゆえに手を出しにくいジャンルであろうと思ったのですがこれがなかなか、読み進める度にシリアスもコミカルも併せて、女性が読んでも面白い世界観だと気づきました。普段はBLも読みますがNLでもここまで楽しくそして考えさせられる作品に出会ったのは僥倖でした。主人公ハルちゃんの芯の強さ、弱さ、時折見せる冷静さと洞察力、そして深い言葉。この世界の様々な文化や性差への苛立ちなども見どころです。コミカルに描いてはいますが娼婦という職業を決してライトには捉えていないのも魅力でしょう。5巻まで読み進めて怒濤の展開、悲しくも怒りに燃えるハルちゃん…気になる展開は次巻が待ち遠しいです!!
6巻まで読みましたので追記です。
飛ばされてきた世界の理なんぞ知ったこっちゃない、その真っ直ぐさはやはりハルちゃんの強みですね!明かされた彼女の秘密とそして雨の日のおじさまの正体…やはりというか…。それでもハルちゃんはちゃんと恋していますね。実らなくても報われなくても恋はできる。そんな生き方も良いです!
夏になり7巻が楽しみです!
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