できそこないαのユートピア【コミックス版】【描き下ろし漫画付き電子限定版】
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できそこないαのユートピア【コミックス版】【描き下ろし漫画付き電子限定版】

野田のんだ

最後がかなり駆け足で残念…

2022年8月8日
αである主人公が体質のせいで不遇な扱いを受けている点や、αが受けでβが攻めという題材が個人的に目新しかったです。
はじめての作家さんでしたが絵柄が、可愛さとかっこよさのバランスが絶妙で好きな絵柄でした。
話の前半は2人の葛藤や苦悩なんかも描かれてとても良かったです。が、後半というか終盤がかなり駆け足。全力疾走どころか、どこでもドア(割とまんまな表現)を使ったなみの速さです。
なんか良くわかんないけどハッピーエンド!良かった!おめでとう!って感じでこちらの感情は中盤あたりで置き去りになったまま終わりを迎えてしまいました。
10年後のアフターストーリーが最後数ページありますが、感情置き去りにされた状態で読んだアフターストーリーに唯一抱いた感想は「国影(主人公)のこの髪型好きだなぁ」という絵に対する感想だけでした。
題材は他と差別化出来ているし、途中までいい感じで進んでいたのに、かなり勿体ない作品だなと感じました。
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