私この度、王国騎士団独身寮の家政婦をすることになりました
赤羽にな/如月美樹/蔦森えん
このレビューはネタバレを含みます▼
ヒロインは異世界に来た時から無条件で王族から近衛騎士団長、副クラスのイケメンハイスペ達から愛されます。
聖女じゃないのでヒーローが傷を負っても治したり出来ません。たまたま持ってきてた解熱剤鎮痛剤でなんとかなります。
彼女自身の力は言語理解とチート級の容姿。
それだけで街を歩けば誰もが振り向く。
ただ、性格もいいので、とっても優しく、常にみんなを心配、そして狙われるので泣いたり震えたり、男が守ってあげたい子って感じで、
本当にただそれだけなのでだんだん読者としてはつまらないいい子ちゃんにしか感じなくなって、
もう誰を選ぶのかしか興味がなくなるわけですが
まさかの誰も選べない、みんなが好き！
となるのです。
うーん。。。
なんか悪役令嬢を主人公にした作品のヒロインに見えました。
悪役令嬢公爵令嬢を差し置いて、王子とその周りにいる近衛騎士や大神官の令息とかからみんな味方につけている健気いい子ヒロインみたい。。。
まあ、全員と結婚、一妻多夫、子が出来ても誰の子かは分かりません。て終わり方じゃないから
これから誰か1人と結婚とかあるのかもしれないけど、
渡り人の恩恵もイマイチ発揮出来てないし、
読み手に向けて、というより作者の願望が詰まった作品だな。と思いました。
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