あの日がふたりの恋の果て【シーモア限定描き下ろし付き】【コミックス版】
屑人
このレビューはネタバレを含みます▼
●幼馴染みの一方が好きな気持ちを閉じ込めていて、もう一方はそんなこと露知らず無邪気に懐いてる…という、王道中の王道です。でもそれがいい！！軽めの線で描かれた絵柄も好きで、絵で購入を決めたところもあります。二人の表情も好きなんですよね。性格がそのまま表れてる。
●ナツはアキを避けようとするけど、アキは何度でもナツを追いかける。そうしてるうちに、ナツに触れてもらえないことや、別の友だちと仲良さそうなナツにモヤモヤを覚える。うんうん、王道。ナツに撫でてもらえず自分で自分の頭をぽんぽんするアキの姿がいじらしくて好きです。
●「あのときから大好きだ」という子どもの頃のエピソード、すごくかわいい。それはナツにとっても大事なできごとで。どんな形でもお互いが唯一無二なんだよなぁ…言葉や態度で表そうとすると、難しくなっちゃうけど。
●ナツが気持ちを伝えたあのとき、まぶたにチュだったんだ！本当にゆっくりと大切に進めてる。同じ意味の“好き”だって確かめ合ってからも、本編ではドキドキしながらナツがアキのを抜いてあげるところまでなんですよ。ピュア…！
●友だちも先生も母親たちもみんな優しくて、現実的ではないかもしれないけど幸せに満ちてる。コミックス描き下ろしは成人式後。わぁ…この日まで初えっちとっておいたのかな。電子版の描き下ろしは社会人編。ん？レオはアキと同じ職場なの？？幸せを目に見える形にするのも素敵ですね。
●タイトルが難しいなぁ…「あの日」が「果て」？？でも、いくつもの「その日」を二人が大切に積み重ねてるのを見せてもらえるお話です。きゅん…
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