中陰ノ宮
」のレビュー

中陰ノ宮

zaru/Bamilssi

100点は差し上げられませんが…

ネタバレ
2022年8月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと楽しみにして追いかけてきた作品です。

物語もよいです。作画の独特な雰囲気に魅せられます。
主人公、ヨフンの唯一の美しさ、皇帝ですら屈服させられない絶対不可侵の強さ、思慮深さ、心優しさに惚れ込んでいました。

月夜桜のシーン、狂気の皇帝に冷たい視線を向ける美しきヨフン、100年前の最期、韓服に身を包み、建築士として凛とした出立ちで鐘つき場へ向かうヨフン…
皇帝への本心を遂げられない彼の無念に涙しました。

いい作品でした…のに。

当初、圧倒的な作画の美しさに引き込まれて読み始めたものの、26話くらいから人物の描きが雑になりはじめました。50話を迎えるあたりでは、初めの方に比べると単調、表情も雑で、美しいと形容できなくなりました。
物語の描きも終盤大慌てなかんじで、突然に完結した感が否めません。作家さんのご都合でしょうか…。

さらに、番外編はもう…見ないことにしました。
あれは、別の方が描いておられるのでしょう?笑

最後まで、うっとりさせてくれると期待していたので、とても残念ですが、それでも、思い出に残る作品となりました。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!