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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • STAYGOLD それから。

    秀良子

    でこ助野郎様に一票。
    ネタバレ
    2023年6月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻読了。 いや…本編からの「それから」編も、さすが読み応えあるなぁ。
    日高の失恋で終了させるつもりだったものを、秀先生はどう持っていかれるか楽しみでした。コウと日高の関係を「続ける」ためには、とりわけ、一連のコウ側の心情を、不自然でなく描き切らないといけなくなるわけで…日高に見合うほどに…。
    私としては、でこ助野郎様の一言にやっぱり共感してしまうわけで、吉田は当て馬的立ち位置であって欲しい(ごめん…日高が君を選ぶ事が、コウとの歴史を考えるとどこか打算的で、現実的すぎてモヤモヤする…だから日高を傷つけてくれてありがとう!)、コウは、年齢相応、ルックス相応にチャラくて、逃げるし、どこか冷めてるけど、いい奴だよ本編では。親友と関係したってことを、軽さだけで終わらせるのは可哀想。
    今回、日高はソッコー飛行機乗るって言ちゃいましたよね。いい感じ。引き続きこの調子でと願ってしまうのですが…そうすんなりではないのかなぁ。
    ところで、日高に似ている芸能人って、出てくるの?綾●剛とか?あと、3巻の表紙楽しみ。吉田だったらどうしよう😩
  • 500年の営み

    山中ヒコ

    アンドロイドと紡ぐ、普遍の愛。
    ネタバレ
    2023年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 秀作です。是非読んでください。

    「…お前こそ、人間のことがわかってない。人間は、ロボットだろうが、使用済みの切手だろうが、犬だろうが、金魚だろうが、好きな奴のためにはこうしてしまうものなんだ」

    … ヒカルは、寅雄の亡くなった恋人に似せたアンドロイド。でも、恋人には似ても似つかぬ、半端な性能しか持ち合わさない。寅雄は随分不満だけれど、どんな時も側にいて、不器用ながらも心から尽くし、「好きだよ」と囁いてくれた…
    思いがけぬ突然の別れから、寅雄は、ヒカルの存在がもはやかつての恋人の代わりではないこと、かけがえのないものであると気づき、現れた恋人そっくりの高性能アンドロイドではなく、捨てられたヒカルを探しに旅に出る…そんな、お話。

    何度も、手に入れたと思ったら消えてしまう愛の前に、寅雄の孤独がどうにも切なすぎる。それ故に、たとえアンドロイドであると知っていても、自分のなかに芽生えた愛に縋った寅雄の姿に強く胸を打たれます。
  • 鬼と天国 再 【電子限定特典付き】

    お吉川京子/阿賀直己

    「僕を愛して欲しい」切なる叫びが聴こえる
    ネタバレ
    2023年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 続編が始まってますね…そりゃそうでしょう❗秀作ですもの。特に「再」に入ってからは、互いの癒し熟成度合いが深まって… 是非、全て読み通される事をお勧めします👍

    「家族だからと言って愛さなければならない訳じゃないし、愛しているからといって許さなければならないわけでもないよ」… 子供の頃、母親との関係で受けた傷に長年縛られ続けた篤郎へ、学の愛と救済の言葉が刺さります。

    「人を好きになるっていうんは、自分を好きになるってことなんかもしれませんね」
    …どうにもならない恋のせいで、おかしな具合に心を拗らせていた学も、篤郎の純粋でまっすぐな愛に触れて、まともな情緒を取り戻していきます。愛しているのかもしれない…と芽生えた情感が、痛いもの、熱いものに蓋をしクールを装ってきた学に体温を与え、人間味溢れる表情へ変えていく…そんな作画の変遷が、何とも愛おしいです。

    さて、ガッチリ気持ちを確かめ合った2人が、続編ではどんな経験をし、捉え、歩みを進めていくのか…今からとても楽しみです😊
  • 果ての荒野でバカンスを

    赤河左岸

    この作品を忘れることはない。
    ネタバレ
    2022年12月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ SF的表題作含む3作品で、どれも秀作です。
    表題作は、どうにも切ない気持ちに心を占められます。
    この作品を、私は忘れることはないと思います。

    シンが地球外の星へ独りで赴任する前、ルキアとシンは想い合うも特別な関係はなかった…おそらく互いに、将来帰還した時までそうなることを先延ばしにした、ただそれだけだろう。
    でもそれが…。

    最期の刻、生身のルキアは何を見、何を想いながら逝ったのだろう。
    「あいつの裸なんて見たことない」… シンは生身のルキアを知ることなく、最期のルキアの魂と、自らが作り出したルキア型生体ロボットと共に生きていく。
    帰る場所もない。異境の地で、たった独りで、老いていくのだろう。

    読了後も、心から笑える日はもうこないという結末に、今日この刻は二度と無いこと、そして、愛する人に愛されていることの奇跡を思う。
  • エスとエフ

    暮田マキネ先生の別名義作品❗
    2022年12月23日
    大好きな作家様の青年誌デビュー作とのこと。ファンとしては購入するしかありません❗ 不思議SFとでも言うんでしょうか、今ではなかなかこのような設定をお描きになることはないと思いますので、貴重です😄
  • アバウト ア ラブソング

    夏野寛子

    「赤坂」より好き✨
    2022年12月23日
    「赤坂」匂わせあり、ちょっとワクワク…私はこちらの作品の方が推しですね、心にグッと刺さった感じです。

    どちらの作品もそうですが、キラキラの世界にあっても、どこまでも普通のBの、ごくごく当たり前のLって感じの描きが好きなんですが、特に星名ってキャラクターの、フワフワと掴みどころがなく、周りからは共感されなかったりしていて、瀬戸に対しても一見そうなんだけど、実はそれが彼なりの愛と誠実で…でもそれが本能的なもので実感を伴っていないから、結構いつまでもグズったりしてる。そんなかっこよくないところがすごく魅力的で可愛く思えました。

    いつもは単行本しか買わない派なんですが、単話で買って悔いなしです。もちろん、単行本が描き下ろし付きで発刊したら買いますよ🙂
  • ロッカバイディア

    暮田マキネ

    思ったより重すぎないから読んでみて欲しい
    ネタバレ
    2022年11月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 良作です。
    なんとなく陰鬱な印象で始まるけれど、綺麗にまとまっていて、読後はいいです…まあ、きっと主人公の累と八尋、2人は一目で引かれあっているし、累の養親も、実にマトモな大人ですから、不必要に不幸な描写がないのもいいですね…絵も綺麗。ご心配なく。ぜひご購入ください。

    期待されているだろう自分にならないと…なんて頑張ってしまい、実はそれが独りよがりなことは、誰にでも多かれ少なかれ経験があるものだけれど、累の境遇が、累の心に「従順と感謝は、存在を許されるための手段」との思いを刷り込んでしまい、今ある幸せを失うことへの過度な恐れを育て、狂わせてしまう…
    累があまりに不憫で、痛くて…思わず涙してしまいます。
    八尋の存在(ちょっと変態)、そして、八尋の執着ともとれる愛によって、彼はありのままに自分を認めることができるようになります。八尋の覚悟にも震える。心の救済のお話です。
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  • ふたりあそび 【電子限定特典付き】

    あがた愛

    なっちゃんの破壊力‼
    2022年10月24日
    好きです…とにかく、なっちゃんが可愛くて可愛くて… 廉くんじゃなくてもヤラれます💗 そんで、廉くんのロウソク「なっちゃん.どーぞ」で早々と完落ちです。
    こどもなっちゃんの入浴シーン、あんな可愛くていいんですかぁ……

    とはいえ、あがた先生の作品独特の、あのどことなくジメッとした世界観は、本作でもやはり健在です❗だいすき😄
  • アンチロマンス

    日高ショーコ

    秀作です。是非読んでみていただきたい。
    ネタバレ
    2022年10月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 繊細な心理描写、幼少期から始まる物語の背景など、原作があるのかな?と思うほどきちんと設計されていて、かなり感情移入し、久しぶりに号泣しました。

    特に、2人の関係がスムーズではなかったものの、過度にドラマティカルな展開によることなく、隣人の素敵なお節介サポートのなか、手探りで、もがきながらつかんだ幸せが愛おしく、作り話っぽさがなくてよかったと思います。
    ただ長年、ある意味都合よく柿谷の横に居続け、傷付け続けてきた周防には、もう少し反省し絶望的な気分を味わってもらう期間があってもよかったかな。柿谷の辛さに比べバランスがね。
  • 初恋を処する方法

    ウノハナ

    やっぱり、そばにある安らぎだよねぇ。
    ネタバレ
    2022年10月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きなウノハナ先生買いですが、さすが裏切りませんよね、読後感もよかった。
    失恋した想い人と偶然の再会をキッカケに、傷つきながらも一途に尽くしまくって…って、男女間でもよくあるストーリーで、ウノハナ先生の作品の中でもスンナリ目?
    でも、なんというか、これぞBLの魔法というかね、突然、一途感が倍増しすぎ…って、思うのは私だけ?

    やっぱ人間って、誰よりも大切に扱われて、美味いものお腹いっぱい食べさせてくれて、心穏やかな日々を送れることが、何より幸せなんだよなぁとしみじみ感じてしまいます。
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  • ピアスホールは塞げない

    あがた愛

    忘れられない作品集
    ネタバレ
    2022年10月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ どの作品も、あがた先生独特の、しっとり、いや、じっとりとした、そこだけ刻が止まっているかのような世界観が味わえます。

    「目を閉じて君に会う」…
    『生きていたら絶対目も合わないような西野くんと、こんなふうに話すことさえなかったと思うから… 今になってようやく僕は生きていないんだって実感した。』 …

    百枝くんを待つ西野くんのプリンが欠けていて、読後、どうしようもなく切なくて、胸をギュッと掴まれました。
  • 愛も憎しみも沈黙の中で【タテヨミ】

    QiangTang/TheShubl Website+kkworld+BailiJunxi

    玉って、そんなにいいですか?
    ネタバレ
    2022年9月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 100話、やっとここまできた感。
    作画は美しいと思いますが…。

    冒頭、名家の主人は、嫌がる娘の身代わりに、美形だが言葉を話せず、名もない奴婢の「男」を王に嫁がせます。
    獣と恐れられる王にそんなバカげたことをするか?…というあり得ない設定からスタートです。

    秘して降嫁するその男は、その美しさに心を奪われた王の歪んだ寵愛に翻弄されます。真実を知られることへの死の恐怖に怯えるも、初めて自分に名を与えてくれた王へ一途な想いを抱き、その後美しき側室となります。
    がしかし、識字、知を得ると、次第に、というか、みるみる別人のように賢く強気な人物に生まれ変わります。
    うーん、なんで…性格までかわりすぎでない?

    絶望や裏切りがあってわからぬこともないですが…可憐で一途な想いもすっかりなりをひそめ、ある日話せるようになったら、開き直ったのか、やりたい放題…つまらない意地悪の仕返し。まっったく可愛くない。もはや可哀想でもなんでもない。相手は王、今は皇帝だ。奴婢だった君がビビってた同一人物なんですが?そして、優秀な一族の末裔との設定だが、滲み出る知性も感じないんですが。

    獣と恐れられる王であっても、愛に絆されたらただの男、として描きたかったのか…それにしてもリアリティがないのでは、もう少し丁寧に…。
    翻訳に問題もあるのかもしれません。擬音も含め、センスがないです。原作はひょっとしたらここまでイライラしないのかも。
  • 中陰ノ宮

    zaru/Bamilssi

    100点は差し上げられませんが…
    ネタバレ
    2022年8月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと楽しみにして追いかけてきた作品です。

    物語もよいです。作画の独特な雰囲気に魅せられます。
    主人公、ヨフンの唯一の美しさ、皇帝ですら屈服させられない絶対不可侵の強さ、思慮深さ、心優しさに惚れ込んでいました。

    月夜桜のシーン、狂気の皇帝に冷たい視線を向ける美しきヨフン、100年前の最期、韓服に身を包み、建築士として凛とした出立ちで鐘つき場へ向かうヨフン…
    皇帝への本心を遂げられない彼の無念に涙しました。

    いい作品でした…のに。

    当初、圧倒的な作画の美しさに引き込まれて読み始めたものの、26話くらいから人物の描きが雑になりはじめました。50話を迎えるあたりでは、初めの方に比べると単調、表情も雑で、美しいと形容できなくなりました。
    物語の描きも終盤大慌てなかんじで、突然に完結した感が否めません。作家さんのご都合でしょうか…。

    さらに、番外編はもう…見ないことにしました。
    あれは、別の方が描いておられるのでしょう?笑

    最後まで、うっとりさせてくれると期待していたので、とても残念ですが、それでも、思い出に残る作品となりました。