僕が君を殺すまで 【電子限定特典付き】
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僕が君を殺すまで 【電子限定特典付き】

柳沢ゆきお

ラストの衝撃とその後の余韻が・・・

ネタバレ
2022年8月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻まで読了済。よくこんな制度が認められたな・・・というとんでも設定の世界。そこに目をつぶって作品を読み始めれば、もう作品の虜状態でした。上巻からもう世界観にずっぽりでしたが、下巻に入ってからはストーリーがとても秀逸でサスペンスやミステリでも読んでいるかのようでした。執行人の水谷の気持ちも、苦渋の決断をしたであろう薫の気持ちも本当に読んでいて共感しまくりで、涙、涙しながら読みました。ラストの衝撃はさることながら、ラストの後の水谷の夢が切なくて、悲しくて・・・独り言ちているところでさえ泣けてしまいました。ハピエンが好きなので読後感は人によりけりだと思いますが、やっぱり幸せなところが見たかったです。でもこのとんでも世界観の中ではこのラストが正解というか・・・現実なのだろうな~と思いました。メリバは苦手な部類なのですが、とても面白い作品でした。周りを固めていたキャラ達も好きでした。レビュー数は少ないかもしれないけど、みんなのレビューが長文なのが理解できる作品です。読めて良かったです。
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