ちはやふる
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ちはやふる

末次由紀

愛すべき人々

ネタバレ
2022年8月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 巻数の多さに手を出していなかったけれど…
そしてやっと最終巻を読み終えました。そうか…先生の結論はそちらだったんですね。賛否両論でしょうけれど。出来ればなぜ選んだか根拠が欲しいけれど本人にもわからないかも?思えば戦友、その結びつきは、離れた憧れより強い物なのかな。私は新も好き、太一切ない好きと思い選べなかったけど。28歳で隣にいる事を目指す諦めない新、この先も物語は続くと思わせる。考えてみたら、新は気づかないけど初恋で、太一の事は心底思いやっていたものね。なんだか嬉しい気がする。何より恋する気持ちが芽生えたのは大成長。美男美女、でもそれだけの二人ではない。でも私はどちらもアリで、パラレルワールドでどちらとも結ばれてほしい。でもま、まだ諦めず、最終的に自分のところに来れば良いというので物語は続いてく。番外編で花野さんとくっ付いたら嫌だと思ったら素敵な新キャラ出てきて良かった!続き、見たい気もするなあ。周防さんと須藤さんのその後も見たい。お姉さんとのエピソードやカルタへの想いが一番感動だった。
…そしてその新キャラ主人公の続編ですね。楽しみです。それを機会のCPで本編再読、アニメも見た。新は憧れ、孤高(本人は素朴)、太一はよく千早を見て思いやっている。いずれもイケメン消費されている、重複して。ああ、本当に素敵な作品。周防も須藤も新の祖父も原田先生(今昔)もみんな素敵!
………過去のレビュー
やっと40巻まで辿り着きました。まだ途中。でも涙で前が見えなくなりつつここに留めておきたい。この時点で言えるのは、どちらとくっついても切ない気持ちになるんだろうなと、いっその事どちらともくっつかない方が心安らかだけど折角なら決着してほしいと思ったり。二人とも特別だから。当然の如く遭遇した結末の仄めかしを見ても期待でドキドキしている。

千早も新も太一も素晴らしい。周りの子たちも。それぞれの関わりや成長を見守りつつ、その過去、歴史の追憶に涙もする。現時点で思うのは、太一が健気。イケメンで美しいのに。新、かっこいい…かるたシーンもだが本人も塩顔設定、クールな美しさ。
とにかく、かるたの選手たちみんなが愛おしい。ここまで掘り下げた作品世界、もう大河ドラマの域です。
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