ゆめみるヴァンパイア【単行本版】【電子限定おまけ付き】
」のレビュー

ゆめみるヴァンパイア【単行本版】【電子限定おまけ付き】

鹿島こたる

ギャグあり涙あり!美しい世界に浸れる作品

ネタバレ
2022年8月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ まずとにかく作者の画力が素晴らしい!背景の描き込みがしっかり設定資料などで調べられており、ラドゥさんの実家の古城などとても美しいです。

1970年代を彷彿とさせる画風にギャグテイストがマッチしており、シリアスとギャグのバランスも良いです。ストーリーのオリジナリティもあり、ここまでちゃんとした作家さんはBL界では珍しいと思います。

マモルの決死の告白シーンでまず号泣。ラドゥさんがマモルの最期を看取るシーンでまた号泣。ピアノの楽譜が「亡き王女のためのパヴァーヌ」であることに気づいて、作者の芸の細かさにただ脱帽しつつ、曲が脳内再生されまた号泣。
画風に好みはあると思いますが、BLの域を超えた素晴らしい作品だと思います。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!