うちの王子さま
」のレビュー

うちの王子さま

千葉リョウコ

タイトルの主カプの設定が活きていて面白い

ネタバレ
2022年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品は何作か買い集めていて、特に『出版社シリーズ』が大好きです。ここから先生のファンになったようなもので、『うちの王子さま』は、オムニバス形式としては走りとも言える作品なのかなと感じました。今回は、歳の差メインカプの設定が面白かったです。バツイチ子持ちの35歳(喜多田)×タレントの卵の若者20歳くらい(弓弦)、プラスして喜多田の子(アコちゃん)が何かといい仕事をするので、大まかな展開は読めつつも楽しく読めました。サブカプの弓弦の事務所社長の話は、大人の男同士という事でメインカプ程山も谷もなくて安定していた気がします。二人とも(規模の大小の差こそあれ)事務所社長で似たような悩みがあって、歳が近くて元々お互い好意を持っていたとなれば、公私共に助け合える良き相棒になれると思います。一巻完結という都合上、多少詰め込んだ感はあるもののうまくまとまっていて読みやすかったです。こちら半額セールで購入しました。似たような割引率で先生のファンの方には「買い」だと思います。
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