明烏夢恋唄
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明烏夢恋唄

朔ヒロ

自由に羽ばたいて…

ネタバレ
2022年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。人外、ファンタジーは好きで、ストーリーも愛が溢れ心和みました。暁人はイジメられていた妖怪豆腐小僧を助けたお礼として妖怪専用の遊郭“かすみ楼”の割符をもらう。そこで男娼烏天狗の翠蓮と出会い、会う約束し遊郭を後にしたけど、遊郭への入口がわからず時間が経ってしまい、再び会えた2人は想い合いながらもまた離れてしまったのが切なかった…。焦がれても逢いに行くことさえできない、それがあたりまえだとずっと思ってきた翠蓮に胸が締め付けられました。暁人を守るために“かすみ楼”を守る結界を切った翠蓮。楼主・逆柱様に百の睡蓮を咲かせるという年季を自分の命で果たそうとし、そして翠蓮を守ろうとする暁人に胸がギュッとなりました。その後自由に羽ばたけるようになった翠蓮。暁人とこれからは幸せになってほしいです。
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