こんなの、しらない
」のレビュー

こんなの、しらない

梨月詩

21巻まで読了

ネタバレ
2022年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 分かりやすい線でハッキリ描かれる、あどけなさと色気が同居しているような絵。絵柄に惹かれて試し読みしたらハマりました。

序盤で早々に両想いとなり恋人同士になった泰一と芹香。
泰一の愛が色んな意味でヘビー級。傍から見ると気の毒に思えるくらい必死です。
2人の絡みは愛の重さ故の抑えきれない感情と共に、時に激情を伴って、濃厚に描写されています。

毎話2人のイチャラブエロが安定して供給されつつ、当て馬が随時投入されて物語を盛り上げます。
恋をして綺麗になった芹香はイケメンホイホイと化し無双状態。
3人も出てくる当て馬のタイプが被らないのもスゴイと思うけれど、3人とも良い恋をしていて、たとえフラれても、それを糧に男を上げそうなところが何より素晴らしい!当て馬に同情しちゃって、本命とのハピエンを心から喜べなくなっては本末転倒です。

私の推しは上司の瀬尾。こういう男が報われない初恋にしがみついている姿はたまらないですね~。そもそも当て馬としての仕事っぷりが優秀過ぎるくらいでしたが、巻を追うごとに当て馬として成長が見られて驚かされます。

わらわら出てくる当て馬達に、最初はちょっと引きましたが、彼らの活躍のお陰でここまで長く続いたところもあると思うし、長く続いたからこそ泰一と芹香の成長の過程がじっくり読めたのだと思えば、当て馬達には感謝しかありません。

長く続いた物語も最終章に入りましたが、芹香ママの言葉には違和感しかなくてモヤモヤしています。生理的に拒否反応が出る程のトラウマでもあるんだろうか?私も名古屋近郊の田舎出身ですが、いとこ同士の結婚をアレコレ言う人なんて会ったことないです。ラストまでにこのモヤモヤが解消されて、気持ちよくハピエンを迎えられたら嬉しいです。
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