同録の「青い影」が良かった

あとがきによると、モヤっとしたところで終わっていて心残りだそうですが、同時収録短篇「青い影」(30ページ強)が良かったです。双子好きだし。
DKもの、主人公は双子の弟で、出来の良い双子の兄が数年前に亡くなっています。見た目そっくりの双子で、周囲も自分でも兄の姿を重ねて見てしまう……付き纏う影の、うっすらとした苦しみが良かった。これはここで終わってるからこそ良いと思います。星4つ。
表題作は、蒼介がダメでした。飲みサーのレ◯プ事件の前科者、ああいう事件に対しては本当に腹が立つし必殺仕置人にがんばってほしくなっちゃうタイプなので、フィクションだからこそ、大した罰も与えられないままさほど反省もせず幸せになるのがイヤです。漫画としては上手いです。星3つ。

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