このレビューはネタバレを含みます▼
イキガミとドナーの絆は片方の犠牲の上に成り立つものであり、たとえ遺伝子レベルで惹かれ合う部分があるにしても、決してすぐに受け入れられるようなものではないと思う。
だから、傷口を舐めて治してあげたり、血を抜かれたりすることに対しての吉野の嫌悪感があまりにも弱くて、う〜んこんなに早く順応するものかな？と違和感を感じてしまい、その後のふたりの急接近にもついていけなかった。
キドウにしても、前からドナーに対しての憧れのようなものがあったにしては吉野への最初の扱いが酷いし、そうかと思えば特に何があったわけでもなくいつの間にか懐いていて、もう少し複雑な感情のやりとりを期待したかった。
他の評価がとても良いので厳しく見すぎたのかもしれませんが、世界観が好きなだけに惜しいなと思えて、個人的には不完全燃焼気味でした。
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