ボーイミーツマリア
」のレビュー

ボーイミーツマリア

PEYO

普通とは

2022年8月21日
248p、全表題作、描き下ろし。再読。
人はわからないものには怖さを感じる、怖いからと言って拒絶するばかりでは無い。近寄り難い事は有るが知ろうとする。そこに時間はかかるかもしれないが万人が同じサイクルで進む訳ではない。表面で見る事と内面のチグハグさは皆んな持ち合わせているのではないか。それが大きいか小さいか。心の傷も関係して主人公達の苦悩も少し異質な所も一人、二人と理解者が増える。自分と違うからといって否定する世界であっては悲しい。何が普通かはその人にしか究極のところわからない。描き下ろし部分がとても可愛い2人でそれを見守る友人がまた良かったですよ。
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