夢はあるけど夢物語じゃない未来予想図





2022年8月22日
1巻196、2巻228ページ。
宇宙開発にまつわる、オムニバス形式の短編集。時系列はバラバラなタイプで、宇宙ステーションから小惑星探査を経てスペースコロニーまでの、宇宙で生きる人々の様子が描かれています。
著者の宇宙開発知識、現実的でダークな視点、ジュブナイル、そして何より宇宙への憧れを、見事にまとめきった傑作。これぞ「あさりよしとお」!って感じです。特に3話目(1巻)のコロニー生まれの三少年の小冒険が好みでした。
ロケット系の描写はガチなのでけっこう難しく、考え考え読む感じでしたが、そこが面白かったです。
知識に裏打ちされたサイエンスフィクション、現時点ではまだ「スペース・ファンタジー」かもしれませんが、一般のそれとは一線を画した「未来予想図」であると思います。
100年後の誰かがこの作品を読んだ時、私がジュール・ヴェルヌ作品を読んだ時と似たような気分になるかもしれないな、と思うとなんだか楽しくなります。
宇宙開発にまつわる、オムニバス形式の短編集。時系列はバラバラなタイプで、宇宙ステーションから小惑星探査を経てスペースコロニーまでの、宇宙で生きる人々の様子が描かれています。
著者の宇宙開発知識、現実的でダークな視点、ジュブナイル、そして何より宇宙への憧れを、見事にまとめきった傑作。これぞ「あさりよしとお」!って感じです。特に3話目(1巻)のコロニー生まれの三少年の小冒険が好みでした。
ロケット系の描写はガチなのでけっこう難しく、考え考え読む感じでしたが、そこが面白かったです。
知識に裏打ちされたサイエンスフィクション、現時点ではまだ「スペース・ファンタジー」かもしれませんが、一般のそれとは一線を画した「未来予想図」であると思います。
100年後の誰かがこの作品を読んだ時、私がジュール・ヴェルヌ作品を読んだ時と似たような気分になるかもしれないな、と思うとなんだか楽しくなります。

いいねしたユーザ1人
-
salmon さん
(女性/50代) 総レビュー数:2126件